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カモフラージュ転じて恋と為す?-5

「俺のために恋人のフリしてくれて。フリなのに百井が俺のこと独り占めするって言ったとき。嬉しかった」 「……フリだし」 「手、繋いだときも。お前にあんな風に触れるの、初めてで。どきどきした」 「ッ……俺も、どきどきは……したけど」 「今だって、こんな」 高良は百井の手首をとると自分の胸にあてがった。 どくん、どくん、焦る鼓動の音色を掌に覚えて百井はどうしようと思う。 服越しに股間へ導かれ、その熱塊の硬さに触れると、自分まで痛いくらい胸が高鳴って困り果てた。 「百井、俺……」 「お、お前、これどーするつもりだ……む、むり……コレでいきなり本番とか……しぬ!」 「そんなことしない」 そう言いながらも高良が準備万端なるペニスを取り出したので百井は焦った。 ぬちゅ…………ッ 「う、そだろ……ッ」 「お前ので擦らせて……?」 一度達して濡れていた百井に大胆に擦り寄ってきた高良。 誰もが認めるであろうご立派なブツが平均レベルのペニスにずりずり、ずりずり。 未だかつて経験のない擦り合いっこに百井はまたしても感じてしまう。 さらにえっちなお汁をふんだんに漏らしてしまう。 「ぅーーー……ッ」 「俺の、大きいのと擦れて……百井、感じるの?」 「ッなんだよ、お前ぇ……そんなえろいなんて……知らなか……ッ」 「俺も。百井がこんなに敏感で可愛いなんて知らなかった……」 色白の大きな手で纏め上げられ、より一層激しくしごき立てられて、百井はお尻をゾクゾクさせた。 感覚的にも視覚的にも卑猥過ぎる、くっきり青筋なブツとの過激摩擦に全身ひくつかせた。 「ああッ、高良ぁ……ッ」 「百井……今度は俺のこと見ながらいって?」 「ッ、ッ……ば、か……ッあ、あ、あーーーー……ッッ」 「本当に付き合ってるんですね、お二人」 ファミレスでストーカー松峰くんと同席した百井と高良。 「昨夜のあれには、すごく……驚きました」 こいつって、いわゆる、ジェンダーレス男子ってやつ……? 俺の歴代彼女よりめちゃくちゃかわいーんですけど? 「僕も込みで3Pとか一回くらいダメですか?」 「百井がいいなら俺は別に」 「お前ゲスえろだったのかよ?」 カモフラージュのつもりが、ガチで付き合うことになったが。 実は本命には底抜けにえろい高良、大学デビューで実はえっちがド下手な百井。 「えろ眼鏡、えろ眼鏡、えろ眼鏡」 「三回言うくらい大事なことなのか」 百井が高良にお尻開発される日はきっとそう遠くない……はず。 end

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