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おやばかエクスタシー-3
雄介と岬、親子水入らずで暮らすマンション間取りは2DKだった。
当然、二人は別々の部屋で寝ている。
雄介はダイニングキッチンと隣り合わせの和室に、岬は玄関近くの洋室で。
最近、夜な夜な、岬が雄介の寝床に入り込んでくるようになった。
それはたいてい金曜と土曜、雄介が翌日休みである曜日であって。
布団の中に潜り込んできては過度に性的に甘えてくるのだ。
この間の「ソファで兜合わせプレイ」によって岬に火が点いてしまったようだ。
ちなみに今日は金曜日。
明かりを消した和室、布団に寝転がった雄介は毛布と布団に包まって襖を眺めていた。
どきどきどきどき
やばい、なに、この胸の高鳴り。
夜這い待ち感、半端なくない?
しかも相手、息子ですけど?
まさか実の子に欲情しちゃうようなレベルにまで下半身緩くなるなんて……。
「!」
雄介の視線の先で音もなくゆっくりと襖が開かれた。
慌てて雄介は逆方向へと寝返りを打つ。
再び襖は閉ざされた。
畳を踏む些細な足音が真夜中の静寂に紛れる。
「……」
すぐ背後に寝そべる気配。
背中にひたりと体温がくっつく。
どきどきどきどきどきどき
さらに胸を高鳴らせる雄介の正面にそっと両手が回された。
「……っ」
「ゆー君、起きた?」
耳元で囁かれて、雄介は、たった今起きたばかりな風を装う。
「ん……ああ、岬……また来たの」
「うん」
背後に顔を傾ければ岬と目が合った。
クラス委員長を努める自慢の息子。
クラスメートだけじゃなく一回り以上年上の女教師や女子学生にもてる、聡明で、かっこかわいい、まじ自慢の我が子。
岬にじっと見つめられて雄介のどきどき度はぐぅぅんと上昇した。
「ゆー君、えっちしていい?」
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