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とらいあんぐるふぁみりー-5
「ただいま」
放課後、スーパーに寄り道して今夜の夕食の買い物をしてきた雛汰が帰宅してみれば。
「おかえり、雛ニィ」
「雛にぃ、おかえり!」
弟双子の旭と陽に出迎えられた。
二人の姿に雛汰は目を丸くする。
「旭くん、陽くん、その恰好どうしたの?」
「これ? 文化祭でやる女装カフェの準備」
「似合うかどうか着てみたんだぁ」
身長170後半のパツキンにメッシュ入りな中学生の二人は女装していた。
「どー? 似合う?」
ちょっと小生意気そうな目つきの旭はカーディガンにネクタイ、チェックのスカートに白のハイソックス。
「かわいいっ?」
ヘアピンで前髪をとめた陽は半袖ブラウスにリボン、プリーツスカートに黒のハイソックス。
「似合ってる、とっても可愛いよ」
優しいお兄ちゃん雛汰に褒められて弟双子は無邪気に喜ぶ。
はしゃぐ二人に雛汰はふわりと表情を緩め、買ってきた荷物をキッチンに運んで、早速夕食の準備にとりかかろうとしたのだが。
「なー、雛ニィ」
「雛にぃもちょっと着てみないっ?」
「え?」
「ほら、やっぱり似合わない」
洗面所で着替えてきた雛汰に弟双子はぱぁぁぁっと顔を輝かせた。
きらきら眩いセーラー服。
白地に三本の濃紺ラインが襟・袖・胸ポケットに入った夏物、濃紺のスカーフ、濃紺の膝丈スカート、濃紺のハイソックス。
細身だから弟双子よりも様になっている。
柔らか味のない骨格なので女の子に見間違われることはないが、何だかナチュラルに似合っている。
「雛ニィ、完璧」
「俺っこんな女子と付き合いたいっ理想!!」
初めての女装でただでさえ照れていた雛汰、弟双子にちやほやされてもっと頬を赤く染めた。
「もういいね? 着替えてくるから」
「待ってよ、もったいない」
「せっかくみんな女装してんだから女子トークしよっ」
ソファに無理矢理雛汰を座らせて両隣を陣取った旭と陽。
「ねー雛ネェってどんな男子がタイプ?」
「雛ねぇ、最近どんなお菓子にはまったぁ?」
盛り上がる二人に苦笑して、思いやりのある長男、付き合ってやることにした。
しかし似非女子トークはあっという間に下ネタトークと化していく。
「雛ネェはおっぱいちっちゃいねー」
後ろからセーラー服雛汰を抱きしめて制服越しにぺちゃぱいをモミモミする旭。
「彼氏がいないから揉んでくれる人、いないもんね?」
スカートをちょこっと捲り上げて太腿をムニムニ撫でる陽。
「旭が代わりに揉んであげるね、雛ネェ?」
するりと制服の内側に潜り込んできた旭の両手が直にぺちゃぱいを揉み回す。
女装しているせいなのか、やたら恥ずかしくてドキドキする雛汰、嫌々と首を左右に振った。
「や、やめて、旭くん……っ」
「くん、じゃなくて、旭ちゃんでしょ?」
チェックのスカート下でもう股間を熱くさせている旭、嫌がる雛汰が新鮮で、もっと露骨にぺちゃぱいをモミモミ、モミモミ。
「雛ネェのおっぱいがおっきくなりますよーに」
「んっんっんっ……だめ……」
「あれー、おっぱいはそのままだけど、雛ねぇ、乳首がツンツンしてきたよ?」
制服を捲られてぺちゃぱいを揉まれていた雛汰にもっと顔を寄せた陽。
プリーツスカートの中にずぼっと手を突っ込んでボクサーパンツ越しに自身の思春期ペニスに触れながら雛汰のおへそをぺろっとする。
「やっ」
「はぁはぁ、雛ねぇ、かわい……彼氏なんてつくんないでね? ずっと陽達だけのおねーちゃんでいてね?」
「陽く……陽……ちゃん?」
潤んだ双眸の雛汰からちゃん付けで呼ばれただけで陽はビクビクしてしまう。
旭がセーラー服をもっと大胆にたくし上げ、散々揉まれてふるふるしているぺちゃぱいの突端に……舌を出して顔を近づけていく。
「やっっっ」
ぬるぬるな舌先でツンツン乳首をなぞられて雛汰はついつい内股に。
女子じみた仕草に俄然燃え上がる弟双子。
「雛ねぇ、お股、ひらこーね?」
「や、だ……恥ずかしい」
「いつも開いてくれんじゃん?」
「旭、ちゃん……っだって……今日、何だか……」
「今日は雛ネェ、だから?」
「うーーーーッもぉたまんないっ!雛ねぇ!」
興奮がピークに達した陽、あろうことか雛汰のスカート内に頭をずぼっと突っ込んできた。
「ひゃっ、陽ちゃんッ?」
「はぁはぁっ雛ねぇ~っ!雛ねぇ~っ!」
自分が履くものより地味めな雛汰のボクサーパンツに鼻先を押し当て「雛ねぇっっぱんつ濡れてるっっ!」とくぐもった声で報告。
雛汰は真っ赤になる。
普段にはない恥ずかしさに逆上せて咄嗟に陽を退かそうと、そうはさせまいと旭が羽交い絞め、身悶える長男の紅潮した耳たぶをぱくっと食んで悪戯っぽく話しかけた。
「雛ネェ、えっちなお汁でぱんつ濡らしちゃった?」
休んでいたぺちゃぱい揉みを再開させる。
指の狭間でツンツン乳首を転がすみたいにして、わしわし、揉み立てる。
スカート内でボクサーパンツをずり下ろした陽は雛汰の熱源にリップ音を立ててキス。
ちゅっぱちゅっぱ、鼓膜に際立たせるようにして雛汰に刺激を植えつけた。
「えっちなおねーちゃんだね、雛ネェ?」
「ちゅっちゅっ……いっぱい濡れてきた、雛ねぇの……やらしー!」
「ぅぅぅ……もぉ……っ今日は自分達でごはんつくりなさぃっ」
◆グループメールにて
<旭:雛ニィの女装>
画像
<陽:うらやましーか、クソオヤジ!>
<紅:セーラー服どこで手に入れた>
<陽:な・い・し・ょ(●´艸`)>
<旭:( ´皿`)ァハハハノヽノヽノヽ / \ / \>
<紅:(#`Д´)ノノ┻┻:・’.::>
株主総会や取締役会の時よりも真剣な眼差しでスマホを見つめる紅史郎。
視線の先にはセーラー服姿の愛しい雛汰が恥ずかしそうにこちらを見つめて笑っていた……。
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