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姉婿エクスタシィ/義弟×姉婿
「はじめまして、こんにちは、亮輔 くん」
肉食女子の姉が家に連れてきた彼氏は大人しそうな綺麗な男の人だった。
名前は由紀也 さん。
商工会に勤める、真面目で、スーツがよく似合うアラサー男子。
由紀也さんは姉と結婚して亮輔の義理の兄になった。
「亮輔くん、受験勉強、よかったら見てあげますよ?」
同じ市内のマンションで暮らしていて、時々、一人で嫁の実家にふらりと遊びにやってきたりする、ちょっと不思議な姉婿。
由紀也さんの教え方は親切丁寧そのものでわかりやすく、亮輔が第一志望の大学に合格できたのは、彼のおかげと言っても過言ではなかった。
「由紀也さん、ありがとう! 今度お礼に何かプレゼントするね!」
「嬉しいです。じゃあ待っていますね」
由紀也さん、睫毛、長いなぁ。
染めていないのにうっすら天然茶色の髪の色とか、さらさらで、なんかいいなぁ。
姉婿由紀也さんの飾らないありのままの自然体は亮輔にとっても魅力的だった。
純粋な憧れを抱かせる存在だった。
二十歳を過ぎると、実家通いの亮輔はサークルの飲み会やら合コン、アルバイトで帰宅が遅くなった。
土日も外出したりで、めっきり由紀也さんと顔を合わせなくなった。
そんなある日のこと。
「亮輔くん」
夜中の帰り道、短いクラクションを鳴らされ、目を向ければ見慣れたワーゲンがすっと横付けされた。
窓から顔を覗かせたのは由紀也さんで。
「久し振りですね、飲み会の帰り?」
「ううん、さっきまでバイトで」
「そうですか。送りますよ」
亮輔は躊躇なく助手席に滑り込んだ。
残業帰りの由紀也さんは車を発進させる。
「亮輔くん、よかったらドライブしませんか?」
そんな由紀也さんの一言に亮輔はまた躊躇なく頷いて。
一時間後。
ワーゲンはまるで人気のない林道でゆっくりと停車した。
「由紀也さん、なんでこんなとこに?」
街中を逸れてどんどん暗い場所へ進んでいくことに違和感を覚えたものの、由紀也さんがそんな気分なのかな、まぁいいや、とあまり気にしないで進路を任せていた亮輔だが。
さすがにこんな寂しいところまで連れてこられて、首を傾げ、由紀也さんに尋ねてみた。
外灯一つない林の中、ほの暗い車内で由紀也さんはおもむろにシートベルトを外した。
そしてきょとんとしている亮輔に言うのだ。
「私、まだ亮輔くんからプレゼントを頂いていないのです」
「ふぁぁ……っゆ、由紀也さん」
ふんだんに水音の絡むフェラチオに亮輔は呻く。
ぬるぬるで温かな口内、喉奥まで咥え込まれて、桜色の唇に締めつけられる。
亮輔の仮性包茎はカウパーをだだ漏れさせる。
運転席から助手席へ身を乗り出した由紀也さんは、それはおいしそうにごくごく飲み込んでいく。
「亮輔くんの童貞カウパー……おいしいです」
わぁぁぁ、なんで童貞ってばれてんだよぉぉ。
いやいや、違う違う、なんでこんなことになってんの!?
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