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スパイシースウィートホーム-5
「この辺り、感じるようになった……?」
寒い寒い冬の夜。
お布団と毛布に包まってぬくぬくしたいハズが、パジャマのズボンをずり下ろされた一楓はお尻丸出し状態となっていた。
「やっ、やっ、やだーーーー……っ」
多忙で夜しか時間がとれないクライアントとの打ち合わせを終え、帰宅したばかりの奏之にアソコをじっくりいぢくられていた。
ダークグレーのスリムコートとツイードの手袋はリビングのソファに、スーツ一式はダイエット知らずのスレンダーな体に纏ったまま。
寝かかっていた息子を優しく揺り起こした無慈悲な父。
ベッド上で四つん這いにさせて、冷えていた自身の指を上品に一舐めし、ゆっくり挿入。
先月に開発し立ての一楓のアソコを拡げては巧みに抜き挿し、してきた。
「一楓のココで、僕の指、温めてくれる?」
「ぅぅぅ……っやだって……あーーー……っっも、動かすなぁ~~……っっ」
一楓はシーツに額をぎゅうぎゅう押しつけた。
胎内で意味深に動く二本の指。
内壁が小刻みに擦り上げられる。
手袋でカバーしていたとはいえ肌身に残る冷たさ、熱もつ我が身とその温度差にゾクゾクし、キツく締めてしまう。
「あ……可愛い。一楓のナカ、キュッてなった」
腹側に潜む前立腺をコリコリやられて一楓は口をパクパクさせた。
ぱんつとパジャマの引っ掛かった太腿が弱々しげに震え出す。
一度も触られていないのに、お股の間で、童貞ペニスが徐々に頭を擡げ始める。
どうしよう。
おれ、とうとう、お尻だけでたっちゃ……。
「一楓、たってるね……?」
奏之に指摘されて一楓はぶわりと涙ぐんだ。
「も……やだ……お父さん、おれ、もうやだ……っ」
鼻をグスグス鳴らしながら哀願してきた我が子に奏之は目許が甘やかな双眸をスゥッと細めた。
愛していた妻に先立たれ、残されたたった一人の家族、その切なる願いを聞き入れるかと思いきや。
「ぇっっっっ?」
三本目の指を捻じ込んできた。
より強まった挿入感。
狭い仮膣がみちみちみちみち拡げられていく。
「わわわっ、ば、ばかっ、ばかーーーっっっ」
ぼろりと涙して喚く一楓に何故だか微笑が止まらない奏之、ちょっとこわい。
「今日はココだけで射精してみようか」
そんなの拷問でしかない。
「く、く、くるし……っ」
「大丈夫、ゆっくり、優しく、よくしてあげる」
「ぁっ……ぁっ……ぁっ……」
「ほら……一楓のナカ、もっと熱くなってきた……やっぱり一楓は誰よりもお利口さんだね」
細く開かれたドアの隙間から廊下の明かりが滲む中、薄暗く冷たい部屋でツヤ肌なる頬をほんのり上気させ、奏之は。
息子の秘められたGスポットをピンポイントでコリコリコリコリ攻めてきた。
倍増しになる尿意にも似たムズムズ感。
コリコリ攻めに従ってピクピク跳ねる息子ペニス。
「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ!」
声が抑えられず、お尻をゾクゾクブルブルさせ、一楓は。
びゅっっっくん……射精した。
後ろへの刺激だけでたんまり達してしまった。
「んーーーー……っっっ」
寒かったはずが全身に熱を行き渡らせて極まった我が子に奏之は見惚れた。
射精の余韻で腰ビクが止まらない体にそっと覆いかぶさり、まだ乾き切っていない黒髪を撫で、赤くなった耳に囁きかけた。
「よくできたね、お利口さん……?」
またシーツ汚したじゃんか、お父さんのばか……。
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