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ツイン出張は蜜月flavor-4

後ろ手にネクタイで縛られた永崎の両手首。 「はぁ……ッ」 向かい合った永崎の片足を持ち上げた菰田は低く吐息した。 目隠しされていない双眸がすぐ目の前にある。 濡れそぼった眼。 上階に家族がいながら部下の男に火照った視線を投げつけてくる。 「ぅ、ぅ、ぅ、ッ」 声を我慢させるため、服を汚さないため、永崎には彼自身が着ているシャツの裾を咥えさせていた。 下腹部で跳ねたペニスが早速先走りを素肌に散らしている。 上着を脱いだだけの菰田は急激に昂ぶった熱を玄関で冷まそうと腰を突き揺らした。 ビクリ、ビクリ、さらに跳ねたペニスが菰田のワイシャツを汚した。 使用するようになってまだ日が浅いソコは搾り上げんばかりに菰田を締めつける。 ピストン運動しながら先走る雄器の蜜でぬるついて、ぐっしょり蕩けているような。 ねぇ、主任。 玄関ドアに背中を押しつけ、拘束された両手の指達を頻りに悶絶させていた永崎に菰田は脳内で囁きかけた。 こんなしょうもない嘘をつくの、久し振りです。 「ッッッッ」 菰田は永崎のもう片方の足も持ち上げた。 ドアと自分の体で挟み込んで浮かせた尻にペニスを深く突き挿した。 「ぅッぅッ、んッんッ、ぅぅッ……、ッ、ん……ッ!!」 加速していた菰田の律動が俄かに弱まった。 腰同士をもっと密着させ、絶頂したペニスから迸る白濁の体液を尻奥目掛けて打ちつける。 痛いくらい反らした喉をひくつかせ、菰田に抱き上げられた永崎は痙攣した。 執拗にぶるつく部下の肉棒に尻膣全体を刺激され、喉奥で呻吟しながら……濡れていたペニスをさらにどぷりと濡らした。 「……主任」 密着していた菰田のワイシャツに次々と精子が飛び散る。 全てだしきるよう、菰田は限界まで永崎に擦り寄り、絶頂中のペニスをワイシャツでしごかせた。 シャツを噛んだまま眉根を寄せて子供みたいに首を左右に振る永崎。 自分のワイシャツでしごかせて最後の一滴まで吸い取り、ペニスを綺麗にしてやって。 両手が不自由な永崎をドア伝いに玄関床へ下ろしていく。 膝上に抱き直すと永崎は噛んでいたシャツを唇から離した。 糸を引いた唾液。 溜め込んでいた息が熱を伴って解放される。 下顎に滴ったよだれを親指の腹で拭おうとしたら顔を背けられた。 「俺、戻らないと」 「そうですね」 「お前が抜いてくれないと戻れないだろ」 「後一回、駄目ですか」 後ろ手に縛られて窮屈な姿勢を強いられている永崎の首筋に顔を寄せ、痕にならないよう、そっと唇を押し当てると。 苦笑交じりの視線と上擦った声が返ってきた。 「……絶倫」 ねぇ、主任。 俺、ほんとは今、恋人いないんです。 「落とした芋、ちゃんと食えよ、菰田」 ネクタイでもっと雁字搦めに縛って、主任のこと、独り占めできたらいいのに。

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