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ツイン出張は蜜月flavor-7
「なぁ……っコレ、キツイって、痕になる……ッ」
後ろ手に縛られた状態でバックでされるのはツライ。
「二回目……すぐ済ませますから」
同時に、凄まじく、火照る。
もっと突き抉ってほしいとでも言いたげに下半身がこれみよがしに濡れ勃つ。
「んんっ……ぅぅぅッッ」
玄関のすぐ前で背中にのしかかってきた菰田に挿し貫かれながらペニスをしごかれた。
カリ高のペニスで肉粘膜を押し上げられて尻奥の窄まりを猛然と擦り尽くされる。
さっき注ぎ込まれたばかりの精液が内側で絡んでジュクジュクと満遍なく掻き回され、白濁泡となって、永崎と菰田の繋ぎ目から溢れ落ちてくる。
射精直後のペニスを容赦なくしごき立てる熱い掌。
疼痛寸前の上下愛撫による暴力的な快感が雄器に惜しみなく刻み込まれる。
前と後ろを同時によくされて爪の先まで燃え滾っていく。
「あ……っあ……っ」
止められない女じみた嬌声。
菰田のペニスをきつくきつく締めつけてしまう。
まるで恋人のように。
もっと奥まで誘い込むように。
「ッ……は、やく……早く、菰田……ッ」
俺とのセックス後に増える残滓処理のゴミがダストボックスにそのままな、年下だという恋人の形跡なんてどこにもない、菰田の部屋。
「……ッ……ッ……あ、あ、あ……はぁ……っは……ッ……主任……」
年下の彼氏なんているのかよ?
本当はいないんだろ? いないよな?
なぁ、菰田?
「なぁ、菰田」
「はい」
「芋、食った?」
夕方頃、永崎と菰田を連れて資料データ化の依頼を受けている役所の土木課へ書類ファイルを受け取りに向かった。
何冊もの分厚いファイルを乗せた台車をガラゴロ言わせて正面玄関のスロープを下っていた菰田は頷いた。
「昨日、カレーに入れました」
「サツマイモ、カレーに? 甘過ぎなかったか?」
「ルーは辛口なので。丁度よかったです」
「辛口か。いいなぁ。ウチのはこどもに合わせて甘口だから」
社用車に台車を横付けして重たい収納ケースをトランクに乗せながら菰田は呟いた。
「まだ余ってます」
もう一つの収納ケースを抱えようとして「重たッ」と目を白黒させた永崎に苦笑するでもなく、ひょいっと、トランクに持ち上げる。
「ウチの辛口カレー、食べますか」
風が吹き抜けていく駐車場で菰田はほんの少し笑った。
それまで低温であったはずの眼差しが夕日で滲んで仄かに温もっているように、茜色にうっすら濡れているように感じられた。
なぁ、菰田。
お前のこと縛りつけていたい、そう思うの、傲慢だってわかってるけど。
「食う」
止められないや。
ごめんな。
end
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