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ナイショな家庭訪問-5

まだ明るい日の光が差し込むアパートの一室。 「あ……知永さん……」 空中に反り返った若々しいペニスに子持ちやもめ男の舌がねっとり這い回る。 カリ首も括れも、亀頭先端の割れ目も、裏筋も、満遍なく。 込み上げてくる唾液を塗りつけては甲斐甲斐しく舐め上げてやる。 潮気に富んだ卑猥な味を唇で何度も確かめる。 「すごい、です……」 テーブルに腰付近を寄りかからせて立っていた三ツ矢は床にしゃがみ込んで口淫に耽る知永に釘付けになっていた。 勃起しきった自分のペニスを何度も舐め上げる瑞々しい舌先。 素っ気ない会釈時と同じく伏し目がちな双眸。 濡れていく唇の温度に下半身どころか胸もざわつく。 「あ」 華麗に剥けた亀頭を頬張られた。 柔らかく生温い口内にすっぽり閉じ込められてより増していく硬度。 知永の唇奥で、どくん、どくん、脈打つ。 音を立ててしゃぶりつかれると、背筋が粟立つほどの快感に貫かれて危うく腰が抜けそうになった。 「こういうこと……慣れてるんですか……?」 肉竿を小刻みに舐っていた知永は乱れた前髪越しにふやけた表情でいる三ツ矢をねめ上げた。 「……人を好色扱いしないでほしいですね、慣れてるわけないでしょう」 「あれ……じゃあ……俺だけに……?」 「……」 「ッ……あ、あっ……噛まないでください……それ、痛いです……」 甘噛みされた三ツ矢はつい知永に触れた。 頭に片手を添えられて股間に顔を埋めていた知永は俄かに眉根を寄せる。 掌の熱がこめかみにしみた。 じわりと肌に伝染して自分まで火照らされるような。 いや、実際、舌の上でみるみる膨張していくペニスにつられて我が身もすでに興奮していた。 口腔でじっくり温めつつ上下の唇で丹念にしごく。 水音を奏で、根元をしごき、強めに吸い上げた。 「ああ……っ」 堪えきれない声を迸らせて腰をガクガクさせる年下の男。 ただ添えられていた手が髪をまさぐり始めた。 居ても立ってもいられず拠り所を求めるように。 「でも、やっぱり……初めてじゃ……ないですよね……?」 「……」 「あれ、俺、うるさいですか……? ねぇ、知永さん……何か言って……?」 知永はバイセクシャルだった。 妻のことを愛していた。 先立たれてからは、逝った妻と五月のことしか考えられず、二人のためにひたすら生きてきた。 それなのにこの男が物欲しそうに見つめてくるものだから。 いや、違うな。 私の方こそ、意味深な視線で、彼を誘って……。 「ン」 知永はとうとう根元まで三ツ矢のペニスを招き入れた。 喉壁にコツンとぶつかった、行き止まりの感触に、三ツ矢は堪らず仰け反った。 「そんな、いっぱい……知永さんに食べられちゃったら、俺、もう……やばいです」 咄嗟に両手を知永の頭にあてがって腰を引こうとした。 すると。 思いきり、激しく、吸いつかれて。 根こそぎ奪われるような猛烈な口淫に三ツ矢の我慢は限界を超えた。 「あ……ッもぉ、でます……ッッ!!」 離すつもりが、むしろ引き寄せて、吐精した。 床に跪いた知永の喉奥に向けて濃厚な白濁飛沫を勢いよく注ぎ込んだ。 「ン……ッ」 「あ……っはぁ……!!」 頭を掴まれた知永は日頃の三ツ矢からは想像できない強引な仕草に腹底を滾らせた。 男らしいため息にどうしようもなく胸を疼かせた。 「ン……ぅ……ん……」 「ッ……すみません、俺……っ」 三ツ矢は我に返った。 悩ましげな唇から慌てて我が身を引き摺り抜く。 落ち着くどころか熱を保って飛び跳ねたペニス。 温んだ糸が伝って落ちた。 ……ごく……ん……っ 「あ」 白い喉を波打たせて飲み干した知永に三ツ矢は固まった。 自分の体液で口元をだらしなく濡らした保護者の彼に改めて目を奪われた。 「君は……こんな味をしているんですね……」 睨まれるのではなく、伏し目がちに誘われるのではなく、ゆっくりと笑いかけられて。 もうどこにも後戻りできないことを痛感した……。

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