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おれってあなたに跪きたいの-3
想像していたよりも華奢な裸身に跨られて。
口内で念入りに温められて発熱したペニスをその身の奥まで招かれて。
「あーーーー…………」
強張る宗方の真上でミヤはうっとりとため息をついた。
透き通るように白い肌が開花するように紅潮していく。
サラリと滴る前髪の向こうで溶け落ちそうになっている吊り目。
薔薇色に熟れた性器が虚空でピクンと跳ね上がる。
「やっぱ、ふとーーー……い……オトナな宗方のペニス……」
一先ず根元まで迎え入れて質感をじっくり胎内で確かめて、ミヤは、自身の腹をゆっくりなぞった。
「宗方でおなかいっぱい……」
柔らか味のない殺伐とした骨組みながらも庇護欲を煽る体。
ベッドに仰向けになった宗方は見てはいけないものを見ている気分で、ずっと伏し目がちで、しかし視線を逸らせずにいた。
「宗方……突いて……?」
こんなにも甘い声を知らない。
乱暴に扱えば壊れてしまいそうな、こんなにも頼りない体、俺は知らない。
「……これくらい、か?」
遠慮気味に宗方が腰を揺すればミヤは「ンっ」と微かな声を上げたものの首を左右に振った。
「……もっと強いの」
「ッ……勘弁してくれ、昨夜の俺は酔っていて、その、普段は決してあんな真似、」
「俺は強いのがいーの」
ペニスに絡みついてくる肉、蠕動して独りでにしごかれているみたいだ、下半身が……いや、全身逆上せそうだ。
「お願い、宗方、俺に謝罪して」
最早謝罪の意味をはき違えている……。
宗方はギッと奥歯を噛み締めた。
華奢な太腿に両手を添え、肉粘膜にきつく包み込まれているペニスをさらに奥へ、真下から腰を大きく突き動かした。
ぐっと深部にめり込む膨張先端。
そのまま立て続けに小突かれる最奥。
硬い硬い肉の杭でお仕置きされるように攻め立てられた。
「ん……ッ、ン……ッ」
宗方に大胆に乗っかったミヤは思いきり喉を反らして鳴いた。
ピクン、ピクン、より跳ねる性器。
滴り始めた先走りの蜜。
「もっと奥まで……宗方のペニスできれいにして……」
宗方は眉根を寄せた。
そもそもゴムを装着しないで至ることに抵抗を抱いていた、情けない話、もう……間近だ、満遍なく滾る仮膣の内側で性器が悲鳴を上げていた。
「だ、駄目だ、もう抜く」
「だめ」
「ッ、ミヤ君」
「宗方、おれに種付けして……もっともっと突いて、オレの豚穴にちゃんと謝罪して」
「ッ……そんな風に自分の体を貶めるんじゃない」
自分が偉そうに言える立場でもないが、
「あ」
宗方の真上でミヤが動き出した。
器用に細腰だけを前後にくねらせ、窮屈な奥で膨らみ切ったペニスを執拗にしごいた。
「んっんっんっんっ……早く……っ宗方の精子、ちょうだい……ッ」
刺激過多なミヤの動きを中断しようと宗方は咄嗟に両手を伸ばしたつもりだった。
それが。
両サイドから細腰を鷲掴みにすると真下から勢いよく深く強く肉杭を打ちつけた。
ミヤは過剰に仰け反った。
さらに宗方を搾り上げて真朱色の唇を弱々しげに震わせた。
「すごッ……ぃ……ッふああン……!!」
暴力的な衝動に呑まれて止める術もわからずに宗方は鳴き叫ぶミヤを数回挿し貫いた末に。
ねっとり締まる肉孔に秘められていた欲望の丈を解放した。
「く……ッ」
「や……ッッッ!!」
「体の具合がおかしくなったら俺に連絡してくれ」
シャワーを借りて酒とタバコの臭気が染みついたスーツを身に纏った宗方。
前屈みになって、ガウンを羽織ったミヤに名刺を渡してそう言い聞かせ、そして今更ながら気になって問いかけてみた。
「ところでミヤ君は何歳なんだい」
「十七」
宗方は腰が抜けそうになった。
「オレ、高校生」
宗方は目の前が真っ白になった。
「宗方、具合悪い?」
「十七……高校生……」
「ベッド戻る?」
ミヤは玄関ドアの前でよろめく宗方の片腕に両腕を絡ませて本当にベッドへ連れていった。
宗方、かっこいい。
オレの神父さん。
もっと悔い改めさせて。
end
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