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NO 絶倫, NO 淫乱./高校生×ツンデレ年上
「僕の初めての相手は両親の浮気相手でした」
私としたことがどうしてこんなミスを。
「大先生の孫だからって、あんまり調子に乗らないでくださいね?」
僕に突かれてあんなに乱れておいてどうしてそんなに冷たくするの?
永生真希人 (27)は顧問先に大手会社がずらりと並ぶ総合法律事務所に事務スタッフとして勤務している。
入社当時から呑み込みが早く鮮やかな仕事ぶりで、怜悧に整った顔立ちにスマートな接客、クレーマーへの対応も淀みなく、有能な人材として職場で重宝されていた。
おかげで弁護士からの信頼も厚い。
業務とは無関係な私用を内密に頼まれたりと、余計な一仕事を背負わされたりも、する。
「永生君、ちょっといいかい」
事務所を担う大物弁護士に内線で呼ばれて書類作成を即座に中断し、速やかに彼専用の個室へ向かうと、二度ノックして「永生です、失礼します」と真希人が恭しくドアを開けてみれば。
司法関係の書物がずらりと並ぶ書棚に寄り添うようにして立っていた……見るからに私立とわかる白い詰襟を着た少年と目が合った。
「こんにちは」
スラリと長身、優等生然とした聡明な眼差し、育ちのよさが窺える佇まい。
彼は看板弁護士の孫、樋口琉聖 だった。
職場見学に来た彼のお守りを任された真希人。
夕方四時から退社まで脳内で決めていたスケジュールを変更し、琉聖に仕事の流れを説明したり、部外者に閲覧させても問題ない資料を見せて、いつもと違わない完璧ぶりでお守りをこなした。
「永生さんの話、とてもわかりやすいです」
休憩コーナーで真希人から缶コーヒーを有難く頂戴した琉聖はにこやかに言う。
「祖父の仕事にとても興味が湧きました」
「高校三年生でしたよね。琉聖君も弁護士を目指しているんですか?」
「それが、実はまだ迷っていて」
「まだお若いですから。迷うことも重要なステップだと思いますよ」
真希人の言葉に琉聖は大人びた笑みを浮かべた。
「ありがとうございます」
「永生君、どうだね、うちの琉聖は」
「今すぐにでも即戦力としてご活躍して頂きたいくらいです」
「じゃあこの後もよろしく頼むよ」
大物弁護士は打ち合わせと称した接待へ出向き、終業時間を迎え、ほっぽり出すわけにもいかずに。
「お世話になります、永生さん」
真希人はマイカーの助手席に琉聖を招いて、お守りを全うさせるため、彼の自宅を目指した。
一つしかない外灯。
そこは郊外にある山中の展望台駐車場。
人の気配はなくがらんどうで、片隅に一台の車が停まっているだけ……。
「ぁぁああぁあ……すご、ぃぃ……あぁぁあぁ……や、ぁぁ、あ、ぁん……」
助手席に座る琉聖に跨った真希人。
下半身というか股間だけ服を寛げた二人。
「ん……っ永生さんのナカ……っすごい、熱い……っ」
琉聖のペニスが真希人のアナルに挿入っている。
奥まで、たっぷり、ぬるりと、捻じ込まれている。
奮い立つ肉棒が肉孔を卑猥に拡げきっている。
自宅まで送り届けるはずが「ドライブしませんか?」と誘われて……いや、強請られて。
帰宅ラッシュで混雑する本通りを避けて車を適当に走らせていたら、郊外までやってきて、峠を上って。
「あっあっあっ……これ、ひさしぶり……こんな奥まで挿入ってくるペニス……いい……」
辿り着いた展望台の駐車場でまさかの発情。
どちらからともなく体に触れて、触れ合いが愛撫に変わり、愛撫が前戯へ変貌して。
「ひさしぶり……? セックス、ひさしぶりなんですか、永生さん……?」
「セックスも、だし……やぁぁあぁぁぁあ……あ、あ、あ、あ……あんっ……こんな太くて大きいの……」
「僕の、太くて大きいですか……? 太くて大きいペニス、好きなんですか……?」
「あっっんっっ……好き……すごく好き……あっあっあっあっ……」
真希人主導で進んでいたのが、琉聖が真希人の腰を掴んでやや浮かせ気味にし、ペニスを叩き付けてきた。
「あ……いきそう、かも、です……っ」
「はああ、ああ、ぁぁあ……っっ私も……太くて大きい琉聖君のペニスで……い、き、そ、ぉ、ぉ……っ」
ナカで弾けた琉聖のペニスに促されて真希人も達した。
真希人のペニスにかけられていたブランドのハンカチがじわり、精液で濡れそぼつ。
「はぁ……はぁ……はぁ……あ……?」
「……永生さん……永生さんって……男なのに美人ですよね……」
「まだ……君の……硬ぃ……?」
「僕の……すごくタイプ……です」
射精しても勃起したままのペニスで改めて突かれる。
真希人は狭い車内で仰け反った。
掴まれた腰を前後に激しめに動かされると、小さな悲鳴を上げ、琉聖にしがみついた。
「い、や、ぁ……っ……このペニス、すごぃ……っ」
「永生、さん、が……っヤラシイから……っ僕、止まらないです……っ」
音立ててキスされて真希人は濡れた睫毛を震わせた。
「んっんっ……ッはぁーーー……ねぇ、永生さん……? ここ、思うように動けないから……外、出ませんか?」
「……え……?ちょ……っと、待って、それは……」
「誰もいないでしょ……? 外灯も一つだけで、暗いし……大丈夫ですよ」
「あ……」
真希人の背中に片手を添え、繋がったまま、車外へ出た琉聖。
ぐるりと向きを変えて真希人をボンネットにしがみつかせると、ぐっと腰を掴んで、思う存分腰を振り始めた。
真希人は声を我慢できない。
ひんやり冷える駐車場の片隅で琉聖に勢いよく突かれる度に嬌声を上げる。
澄んだ静寂に乾いた音と濡れた声音が絡み合う。
「はあっはぁあぁっっ……らめ……っ外で、こんな……っ外で、突かれて、すごぃ、感じちゃ……っ」
ミス以外の何物でもない。
大先生の孫とセックスしてしまったなんて。
「永生さん」
翌日、仕事を終えて月極の駐車場へ向かえば車の前に制服姿の琉聖が立っていて、真希人は迷わず告げる。
「困りますね、琉聖君」
「永生さん、またドライブ行きましょう?」
「大先生の孫だからって、あんまり調子に乗らないでくださいね?」
「それと、これ」
「え?」
昨日、真希人がなくしたと思っていたブランドのハンカチを琉聖は掲げてみせた。
未洗濯、だ。
残滓がこびりついたままのソレに真希人は眉根を寄せる。
「久しぶりでした」
「……何がです」
「オナニーしたの」
「……」
「無性に抑えられなくて。このハンカチで自分のペニスを包んで、ね。しちゃいました」
昨日よりも少し砕けた言葉遣い、大人びた笑みではない、青少年らしい素朴な照れ笑いに。
真希人は全身に甘い眩暈を覚えた……。
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