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NO 絶倫, NO 淫乱.-2
「ふぁぅ……もっと……」
「もっと? もっと僕のペニスほしい?」
「……ほしい……もっと挿入れて……?」
綺麗な人だと思った。
自分の仕事を邪魔されたはずなのに嫌な顔一つしないで、色々と親切に説明してくれて。
淫乱で。
そうかと思えば冷たくされて。
綺麗で、淫乱で、冷たい永生さん。
「あ、あ、あ、もっと奥まで挿入れて……っっっ」
そこはラブホだった。
ベッドで互いを全裸にし、あっという間に爪の先まで熱に漲らせた。
真希人の片足を肩に持ち上げた松葉崩しで琉聖は淫乱なアナルを小突いてやった。
「は……っきもちぃ……」
「ねぇ、永生さん……僕の初めての相手は両親の浮気相手でした」
「あっあっあっ」
「それから色んな人と……セックスしましたけど……永生さんが一番……淫乱な体、してますよ……?」
肉膜でせめぎ合う狭苦しい奥で回すようにペニスを動かす。
際どい体位でより興奮を高める。
亀頭からカウパーを洩らしながらロングストロークで出し入れする。
絶妙な締まり具合のアナルの食いつきをペニス全体で実感する。
「……絶倫な君に気安く淫乱呼ばわりされたくないですね」
結合部をじっと視姦していた琉聖が視線を向ければ抱きついたクッション越しに真希人が世にも切なげな表情で睨んでいた。
「……間違ってる?」
自分よりカウパーを盛らしているペニスをきゅっと握り込む。
握り込むなり上下に細やかにしごいてやる。
「あっあっだめ……」
「……淫乱なペニスに、淫乱なアナル、それで合ってるよね、永生さん?」
松葉崩しから正常位へ移行した。
ぐっと上体を倒し、揺らめく真希人の顔を覗き込んで、彼自身のカウパーが滴る指をその口元へ。
「んむ」
人差し指と薬指を唇奥にゆっくり突き刺していく。
「んむ、む、む」
ざらつく舌にカウパーを擦りつける。
「ほら、綺麗にして……?」
「ん……ん、んぅぅん、ん、ん」
夢中で指しゃぶりを始めた真希人に安定したピストンでペニスを与えてやる。
せり上がった睾丸で汗ばむ生尻を音立たせながら目まぐるしく加速する。
「んぶぅっんぶぅぅぅんぅぅ……っ」
「あッ……いく……ッ永生さんに……ッ淫乱なあなたに……ッッッ」
宣言通り琉聖は真希人の肉奥で盛大に解き放った。
年下の高校生に抱きついて真希人は色っぽく呻吟する。
体の奥まで支配されていくような心地に甘い戦慄が止まらない。
「……永生さん、次はこっち向いて?」
「あ、う、あ、あ……まだ硬ぃ……」
「うん、永生さんのナカでもっともっと硬くしてあげる」
側位で背後からキスされながら、しごかれながら、絶え間なくリズミカルに突き上げられる。
流し込まれた精液が肉奥で捏ねられて白濁泡と化してペニスとアナルの狭間から淫らに飛び散る。
「あッ、またッ、もぉッ、射精るッッッ」
ビキビキと青筋走る肉棒が豪快に新たに噴射する。
「やっやっやぁぁあ……っ琉聖君の、いっぱぃ……もっと……おなかいっぱいにして……?」
「永生さん……かわいい……綺麗でかわいくて、冷たい、淫乱な永生さん……たまんない」
「もっと……琉聖くん……もっと……」
相性抜群な二人の密会はいくら絶頂しても止まらない。
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