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NO 絶倫, NO 淫乱.-5
期待していたとでも言うのか。
本気で恋されていると、そんなまやかしでも抱いていたのか。
高校生でまだ若い彼にとって私はただの性的欲求解消係、そちらの方が現実味があるだろうに。
胸に巣食うこの苛立ちを、遣り切れなさをどうにかしたい、誰でもいい、何もかも忘れるくらい、誰か私を殺すように抱いてほしい。
昼過ぎから学校で勉強会があるという琉聖とランチ後に早々別れていた真希人は一端帰宅したものの、部屋に独りでいるとどうにかなってしまいそうで。
夜になると益々耐えられなくなって街へ出た。
いわゆるハッテンバという場所へ。
一見して余所と変わりのないバー、女性客だってちらほらいる店だった。
男一人、カウンターについて、体だけの相手を探しているという目印代わりの酒を頼む。
すると半時も経たずして真希人に話しかけてきた男がいた。
真希人は相手の顔もろくに見ずに、男ともう一杯カクテルを飲んだ後、共に店を出ようとした。
「永生さん」
雑居ビル三階にあるバーの扉を開ければ冷え切った通路に白い詰襟を纏った琉聖がいた……。
琉聖はLINEではなく別のアプリを真希人の携帯にインストールしていた。
GPS機能つきの追跡アプリだった。
真希人の位置情報が琉聖の携帯で遠隔チェックできるという、悪ふざけにも程がある行為を本人に黙って笑顔でやってのけていたのだ。
「悪ふざけ……? 違いますよ? こっちは真剣なんです」
「あっあっ……んんっ……いや……っ」
「淫乱な永生さんを管理するのに必死なんですよ……?」
繁華街近くにあるホテル街。
円形ベッドの上で真希人と素肌を重ね合わせて腰から下を延々と波打たせている琉聖。
「あのお店、知ってました……両親の浮気相手にね、勉強がてら連れてってもらったことがあるんです……本当、今日の内にインストールしておいてよかった……ねぇ、永生さん?」
すでに二度射精されて精液浸しとなった肉壺をペニスで念入りに掻き乱され、真希人は、今夜初めて絶頂しそうになった。
そこへ。
また琉聖の電話が鳴った。
「もしもし……?」
まさかのタイミングで彼女からの電話に出た琉聖。
深々と繋がったままの真希人は潤みきった双眸で再度の信じられない行為に絶句した。
「あれ、さっきも言ったんだけど、聞いてなかったかな……? 今日は色々と忙しいから明日の放課後かけ直すって……」
琉聖は同じ年齢である高校生の恋人と会話しつつ真希人のアナルに沈めきったままのペニスを緩々と動かした。
「ッ……ッ……!!」
咄嗟に片手で口元を押さえて喘ぎ声を殺した真希人にうっとり笑いかける。
「うん……そうだね……ごめんね、僕達、別れようか」
「ッッッッ」
「泣かないで? 悪いのは僕だから……役不足だったんだよね。相応しくなかった。ほんと、かっこ悪い彼氏だったね、ごめんね……? 僕のこともう忘れていいよ……?」
そこで琉聖は通話を切るなりベッドの向こうへ携帯を投げ捨てた。
ペニスを熱烈に締めつけてやまない真希人のアナル奥を不規則に乱暴に連打してきた。
「ほら……これで満足? 永生さん……?」
「ぃ、やっ、いやぁああぁあぁぁ……っっ」
「淫乱な永生さんのこと、僕がずっと面倒見てあげる……っこんな風に……僕のペニスで淫乱なあなたのことっ、ずっとずっと管理し続けてあげる……っ!!」
先延ばしにされていた絶頂を迎えて真希人は限界まで仰け反った。
琉聖の掌に捕らわれてがむしゃらにしごかれていたペニスから濃密なる体液をたっぷり解き放った。
「んっっ……いくっっ……琉聖くん……っっ!!」
「ッ、あ、あ、すごい……ッこんな締まって……ッ僕もッッ……いくッッ……!!」
注がれながら恐ろしく硬さを保つペニスでアナル最奥を突き貫かれて真希人は声にならない悲鳴を奏で続けた。
相性抜群な二人の夜はまだまだこれから。
end
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