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赤信号は止まりましょう-2

ペニスが喉奥に囚われる。 まるで子宮に当たるみたいな喉口のコツンとした感触。 ねっとりした唾液を纏わされて、あたたかな喉粘膜で細やかにしごかれる。 「うわ、ぁ……ッ」 上下運動を始めた樹里の頭に逢良はぶるりと下半身を震わせた。 なんだこれ、これなんだ。 フェラなんて何度だってされた、女子にだけど、野郎相手は初めてだけど。 すっげーーーーーきもちいい。 ちんぽ溶けそうなんだけど。 もういっちゃいそうなんだけど。 「ビクビクしてきましたね」 クッションも枕もないベッドの上、肘を立ててぎこちなく窺えば、大胆に伸びた舌先が申し分ない張り具合のカリをゆっくりと舐っていた。 眼鏡越しに上目遣いに樹里が突き刺すような視線を放っていた。 「もういくんですか?」 十代のプライドを引っ掻かれた逢良、途端にむっとして「うるせ……変態」と今更な中傷を吐き捨てた。 涼しげに聞き流した樹里は自分の上唇を舐め上げた。 やたら悩ましげに見えた仕草に思わずギクリとした逢良、そして。 根元を速やかにしごかれながら乱暴なくらいの亀頭フェラを仕掛けられ、童貞男子さながらにまっかになって、悶絶した。 「わぁぁぁぁッッセンセ……ッッやばッいくッこれいくっ……ッッ!!」 口の中でビキビキとさらに膨れ上がったペニス、射精の兆しを舌伝いに感じ取った樹里は。 しごくのを華麗に中断して瞬時に口を離した。 ぶるんと反り勃つ十代肉棒。 はぁはぁと息を荒げていた逢良は突然のフェラ中断に「え?」と呆気にとられた。 青筋を走らせてビクビクしているペニスを見下ろし、情けない表情の逢良を見、樹里は言うのだ。 「待て」 まるで犬を相手にするように。 それから逢良の地獄が始まった。 「あ、あ、あ、あ~~ッ……い、い、い、いく……ッ」 いきそうになれば無情にも止められるペニス愛撫。 しかも根元を強めにぐっと握られて射精を塞き止められた。 「わぁッッッ!?」 「待て、ですよ、真野君」 樹里は表情一つ変えずに淡々とした声で命じるのだ。 「なッなんでッセンセッッなんでッ!?」 起き上がって続きを強請ろうとすれば、さらに根元をぐっっっと掴まれて、尚且つ、睾丸まで容赦なく握り締められた。 「ひッッ!いだぃッッ!」 痛みに素直に悲鳴を上げれば樹里は微笑んで、次は緩やかに、丁寧に、張りつめた双球をころころと揉んできた。 そんなとこ触られたこともない。 フェラだってただペロペロされるだけで、勃ちはするけど、あんまりいったことない。 「はぁはぁ……ッセンセ……しごいてよぉ……」 根元を握っているだけで決定打となる施しをしてくれない樹里に痺れを切らし、逢良は恥ずかしげもなく腰を振る。 プライドはどこに行ったのか。 強烈な射精感が遠退いたのを見計らって樹里は愛撫を再開する。 「あーーーーッ……すげッシコシコきもちいい……ッッ!!」 念願の手コキに感極まってペニスをビクビク跳ねさせれば……無情の中断。 そんな寸止めが何度か繰り返されて。 我慢汁お漏らし状態、頂きから根元にかけてだらしなく濡れ、廊下から洩れる光に卑猥な艶を放っていて。 焦らされ続けた逢良は涙まで流して初めての悶絶感覚に全身を激痙攣させた。 「あッ、アッ、アッ、あーーーーーーッッ……ッッ……ッ…………!!!!」 悶絶感覚の果てに待っていたのは……潮噴きだった。 亀頭に集中した官能マッサージに応えるように透明な飛沫が勢いよく放出された。 「あああああッッでるッッでるッッでるぅぅぅぅッッ」 「待て、覚えましたか、真野君?」 「あーーーー……ッッッ」 「すごい量、偉いですね、真野君、よくできました」 樹里は割りと綺麗な方の手で激痙攣が止まらないアヘ顔寸前の逢良の頭を撫でてやるのだった。 日曜日の朝。 樹里の家から逃げるようにして逢良は去った。 ちっぽけなプライドが蘇って、自分の失態を有耶無耶にしたくて、主と顔を合わせる前に殺風景な部屋から飛び出した。 月曜日。 これまでと同じ出で立ちで教室にやってきた樹里を見、珍しく遅刻せずに席に着いていた逢良はぞくりと背筋を震わせた。 ……やば。 ……ダサ教師見ただけで勃った。
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