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縄の跡見えてますよリーダー/隠れゲイ部下×セクハラ魔ノンケ上司

■小スカ+伏せていますがモロ語注意/すけべmain 「三十過ぎちゃったらさ、女として終わってるよ、君達」 本年度から入社した新人・柳瀬(やなせ)の直属上司は契約スタッフ女性陣から呆れられている正社員ナンバーワンだった。 酒が入るとセクハラがひどい。 メディアで取り上げられてはいるが一部では当たり前のように蔓延しているのが現状だ、そのいい例である、この小加倉(こがくら)という男のゲスな振舞は。 二次会のカラオケでは二十代前半の女性スタッフの肩を抱いて熱唱、しかもキスする寸前まで顔を近づける。 入社してそれなりの年数が経過している女性スタッフには笑顔で暴言の数々。 嫌われても仕方ない。 しかし呆れられている程度で済んでいるのは、職場においてチームリーダーを纏める最年少統括リーダーであって仕事がデキる、契約スタッフの指導にも正社員向けと変わらない熱意を注いでいる、そのおかげかもしれない、ちなみに外見の方だが社内において抜きん出てよかった。 バツイチでこどもは相手が引き取ったとか。 三十九歳。 ちなみに男性スタッフには社内において最も厳しかった。 「お前さ、デクノボー? 言われなきゃわかんない? 指示もらえないと動けないわけ?」 入社して数ヶ月経過し、日に日に厳しくなっていく小加倉。 柳瀬は「このクソ上司」や「転職したい」と思うこともなく無表情で詫びる。 「すみません」 「ッチ」 パワハラ紛いなこれみよがしの舌打ちにも柳瀬は表情一つ変えなかった。 「小加倉リーダー、ひどくない?」 「柳瀬、大変だよな」 同期に度々心配されるが柳瀬は本当に心から平気だった。 何故なら好みの顔だったから。 小加倉は隠れゲイである柳瀬のタイプど真ん中だったのだ。 「次に同じミスしたら相当問題あるよ、お前」 「すみません」 「ッチ」 不機嫌そうに鳴らされる舌の音色も色っぽくて嫌いじゃあなかった。 人事異動が来月頭に迫り、送別会が催され、目の上のタンコブなる部長クラスが帰った三次会で案の定小加倉はセクハラ連発に至った。 「うえ、きもちわる」 いつも以上に酔っ払った上司は一番近くに住んでいた部下のアパートに運ばれた。 「ごめんけどヨロシク頼むな、柳瀬」 「わかりました」 先輩と同期一人がタクシーで去り、片づけられたワンルームに泥酔い上司と二人きりになった柳瀬。 「やなせ、水~~……焼酎の味つき水もってこ~~い……」 ソファでうにゃうにゃしている小加倉を見下ろして柳瀬はシュルリと自身のネクタイを外す。 我慢できそうにない。 クビになっても捕まってもいい。 「今から小加倉リーダーのこと犯しますね」
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