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閉鎖症候群ロマンス-3
「先生、うさぎは火に焼かれてきっと怖かったよね」
ああ、どうして私は今彼の下にいる?
さっきまで拘束具で体の自由を奪われていた彼の爪を切っていたはずなのに。
「うさぎ、かわいそう。きつねとさるをころして食べ物にすればよかったのに!」
ああ、そうか。
私が彼の拘束具と口枷を外した。
恐れるのと同時に魅了されてしまったから。
哀れな幼いハイドに。
「おじいさんを食べちゃえばよかったのに」
「あ……ッ」
成長しきった影朗のペニスが静架のなかに挿入ってきた。
乱暴に、荒々しく、奥までやってくる。
「はぁーーー……先生の穴、は、他の穴とやっぱりちがう……ぶかぶかじゃなくって、きつくって、すっごく熱いね」
影朗が女性職員と性交に至っていることには気づいていた。
比べられて、静架は羞恥と嫉妬にさらに体を熱くさせ、きつく搾り立てるように影朗のペニスを締めつけてしまう。
「うわぁ、すごい……いまの、なぁに? もっかい、して?」
こどものように笑いながら、ケダモノじみた動きで、影朗は静架の穴奥を激しく突き上げた。
肉襞が亀頭にねっとり絡まり、うねうねと収縮し、卑猥に蠕動する。
無邪気なピストン運動に肉壺が甘い悲鳴を奏でる。
「あっ……はぁ……っ」
「はぁっはぁっすごいーー……っ先生の穴、天国みたい」
「んぁっぁぁ……!」
「も、おれっ、でちゃうっっ……白いのっびゅーびゅーしちゃう……っせんせっせんせぇ……!」
ぐらぐら揺さぶられた末に肉奥で思いのまま射精されて静架は折れそうなくらい仰け反った。
ドレスのように寝台に広がった白衣。
ぽたり、ぽたり、静架自身の体液でゆっくり汚される。
「は……ぁ……、ンっ」
ずるりと身の内からペニスが引き摺り出され、まだ逞しく上を向いているその様に、静架はもっと頬を紅潮させた。
「あーー……すごい……こんななるの、久しぶり……白いの、まだ、いっぱい出そう」
「……それは、精液です、影朗君」
「……せいえき? これ? せいえきって、なに?」
「……愛する人との間に、こどもを授かるため、に……男の人が持つ、もの、です」
「こどもぉ?」
ヒクヒクと弛緩する静架の肉穴からツゥゥ……と零れ落ちた精子の雫を影朗は指に掬った。
「先生、こどもうむの?」
「……私は男だから……こどもを授かることはできません」
「あ! だから、あのピタピタしたの、先生は俺につけないんだ!」
「……ピタピタした……? ……あ」
「じゃあ、これは何ていうの? 穴に俺の棒、いれるの、何ていうの?」
零れ落ちた精子を頬にぬりぬり塗りつけられて、影朗の戯れにぞくりと身を震わせつつ、静架は答えた。
「……セックス、です」
「せっくす」
先生ともっといっぱいせっくすして天国行きたい。
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