151 / 259
家事を捨てよ主夫に情事を/似非好青年リーマン×年上主夫
「本当にいやらしい人ですね、貴方って」
田中皐月 (25)はその日目覚めた瞬間から上機嫌だった。
何故ならば今日は。
不倫中の主夫、秋生 と会う約束をしていたからだ。
しかも、自分の上司でもある秋生の伴侶は三泊の出張ときていた。
初めてのお泊り、である。
ヤニ下がらないわけがなかった。
高級住宅街の一角に建つ新築紛いの家。
新月の夜、夫婦の寝室にて。
「部長と毎晩ここでセックスしてるんですか?」
「や……皐月君……ここはだめだ……」
「昨夜もしたんですか? きっとしたんでしょうね、出張前夜、しこたま愛し合ったんでしょう?」
覗いてみたいと駄々をこねられ、年下の秘密の恋人に折れた秋生(34)が二階奥の主寝室に仕方なく連れて行ってやると。
ダブルベッドを目の当たりにした皐月はその場で欲情し、背後からがばりと秋生を抱きしめた。
敏感な耳を食みながら嫌々と身を捩じらせる秋生に囁きかける。
「ね、秋生さん、したんでしょう?」
「つ、妻とは……全然……ここで寝るのも私一人で……っ、あの人は下で……お願いだから、皐月君、離して……、あっ」
いきなり抱き上げられて秋生は驚いた。
そのまま、ダブルベッドの中央に放り投げられたかと思うと、すぐに真上へ皐月がやってくる。
「今夜は貴方を一人で寝かせやしませんよ、秋生さん」
ボタンを引き千切る勢いで服を脱がして裸にした。
「本当にいやらしい人ですね、貴方って」
皐月は熱心にペニスに舌を絡ませていた秋生の口腔からペニスを引き抜いた。
少々乱暴にベッドへうつ伏せにして、バックで、インサート。
一気に根元までくわえ込んできた秋生の尻穴に満足そうに口元を歪める。
腰を引き寄せるとリズミカルにピストンし始めた。
「あああ……っ皐月くん……っ」
「どうですかっ……いいですかっ……?」
「ん……イイ……!」
「ほらっ」
「ひっ」
「ほらほらっ」
「ひっ、ぃっ」
肉粘膜をぎちぎちと割って深奥を突いてくるペニスに秋生は背中をびくびく反らした。
皐月は抓るように尻たぶを握り締めた。
秋生自身を揺らし、同時に自分も腰を突き動かす。
溢れ出るカウパーで尻奥を淫らに湿らせてやる。
主寝室のダブルベッドというシチュエーションに高まって一気に下肢が張り詰める。
皐月は前のめりになり、秋生に覆いかぶさるようにして、突拍子もなく高速ピストンに切り替えた。
「う……あ……ッ」
「あっ……?」
「あーー……出しちゃいました……はは……なかで出しちゃったから、秋生さん、妊娠しちゃうかもですね……?」
脈打つペニスの先端からどくどくと濃く白濁した精液が秋生のアナルに注ぎこまれる。
秋生はシーツにしがみつき、自分もまた、ペニスから精液をだらしなく散らした。
卑猥な染みがシーツにどんどん広がっていく。
皐月は抜かずにぐるりと秋生の体の向きを変えた。
両足を左右に全開にさせ、精液を弾いたばかりで濡れそぼつペニスに舌なめずりし、フェラチオしてやりたいという欲求を抱きながらも。
まだ硬いままのペニスで彼を突き揺さぶりたいという強烈な欲求が勝り、そちらに従った。
「あっ、そんなっ、すごい……っ」
メリハリをつけるように、大きく腰を振って、ペニスを出し入れする。
閉じられそうになる両足を敢えて開かせ、M字開脚を強いると、勢いよく尻穴を犯す。
「ああ……秋生さん……いいですよ……すごく、いい……!」
秋生のペニスも硬いまま、下腹部まで反り上がってふるふると震えている。
開かせていた両足をぐいっと肩に持ち上げ、屈曲位にし、さらに奥深くを掘りまくった。
高級ベッドがぎしぎし軋む。
「ああ……僕、また出そうです……」
「んっ……だして……さつきくんの精液……また、このまま……奥に射精 しなさい……」
「っ……秋生さん……貴方って、ほんっとう、いやらしい主夫ですね……!」
熱飛沫に仰け反った秋生もほぼ同時にだらしなく射精した。
うっすら開かれた自身の唇にまで精液が飛び散る。
半端ない絶頂に喘ぎながらも、皐月は、夢中でその白濁ごと唇を貪った。
重ねたままの腰をしぶとく揺らしながら。
「ん……きもちいい……さつきくん……もっと……」
「……秋生さん、貴方って人は……」
このど淫乱主夫、と囁いて皐月は無心で欲しがる秋生をぎゅっと抱きしめた。
ともだちにシェアしよう!