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W白衣のナイショなシガレット-2
「イライラするからトークごと即消去しましたけど」
「ふぅん」
「忽那先生、そんな人、今までいました? LINEで別れ話切り出してくる彼女とか」
「LINEしてないので」
「あ!へぇ?そうなんですかー」
「それに彼女じゃないので」
「はい?」
「俺の場合は彼氏なので。俺、ゲイなので」
ねこっけ忽那、いきなり冗談かましてきた。
さすが変わり者、意味不明なタイミングで意味不明なボケぶっこんでくる。
「あはは、忽那先生、ゲイなんですかー」
佐々倉がタバコ片手にすっかり染みついた愛想笑いを浮かべれば。
ゆるーり紫煙をくゆらせて忽那は告げた。
「佐々倉先生のことが好きです」
空は先程と何一つ変わらず青く澄み渡っているのに。
「ちょ、忽那先生?」
フェンス際に追いやられて愛想笑いを凍りつかせた佐々倉。
逃げ場を塞ぐように佐々倉の両脇に両手を突いた忽那。
床面に落ちて燻っている二人の吸い殻。
屋上には明らかに異変が訪れていた。
「佐々倉先生」
「はっはい!?」
「青姦したことありますか」
ねこっけの言動、意味不明にも程があるんですけど!!
「今からしませんか」
ぱたぱたと縺れ合う白衣の裾。
「タバコを吸う佐々倉先生、あれは反則でした、目の毒以外の何物でもなかったです」
「冗談も程ほどにしてくださいよ、忽那先生~ッ」
「冗談じゃないです、佐々倉先生」
ぐりぐりぐりぐり股間を膝ぐりされて佐々倉は真っ赤になった。
「ちょちょちょ!膝ッ、先生ぇッ、膝ぁッ」
一度だって予想もしたことがない相手との悩ましい密着に焦る佐々倉、突っ返そうと胸を押し返せば意外なバカ力でフェンスに両手を縫い止められた。
その間も膝ぐり攻撃はしつこく続いていて。
ただ力任せにぐりぐりされているわけではない、絶妙な力加減でもってじっくり丁寧ソフトなぐりぐり膝攻め、ペニスもタマも官能的に擦り上げられて体が勝手に反応してしまう。
「ああっ、ちょ……ほんと、やめ……っ」
忽那による膝ぐり攻めでもう勃ってしまった佐々倉。
「佐々倉先生、俺の膝だけで勃起しましたか」
「こ……ッこんなヤラシク膝当てられたら……ッ男なら誰だって勃ちますよっ!」
「そうですかね」
膝ぐりですっかり出来上がってしまった股間を今度は掌に撫でられた。
「あ、」
「こんな硬くなって、」
「や、だ、やめて、」
「勃ちやすい体なんですね、」
「ううっ」
試験管やらフラスコなど扱いに注意が必要な繊細なる実験器具を日頃相手にしている手が佐々倉の股間を揉み立てる。
日焼けに疎い白い手がスラックス中央に深く沈む。
なんだこれ。
やばいだろ。
「嫌ですって……忽那先生……っ」
佐々倉は自由になった片手で股間もみもみに耽る忽那の片手を何とか退かそうとする。
「うう……っ」
カチャカチャカチャカチャ
「うわっ?なにしてんですかぁッ!?」
「佐々倉先生のペニス見せてください」
「うわーっ!」
清々しい青空の元で勃起した成人ペニスを曝す羽目になるどころか。
まさかのフェラチオ。
跪いて床面に白衣の裾がついた忽那に深々と頬張られてペニスを吸われる。
満遍なく温む口内で器用な舌に舐め回される。
「わ、わ、わ……っ忽那先生……ッも、ほんと……やばいですよぉ……」
快感ポイントを漏れなく熟知した同性の、普段からヤル気皆無な無気力教師ならではのゆるーりフェラに佐々倉は腰をびくつかせ、もどかしげに呻いた。
それでも済し崩しを許さずに何とか押し返そうとする。
やわらかなねこっけに五指を絡ませて股間から引き剥がそうと努力する。
「ん……よくないですか、佐々倉先生」
いつにもまして唾液で艶めく亀頭にゆるーり舌を這わせて忽那が問いかけてきた。
ありえないアングルに佐々倉はごっくん息を呑む。
起立ムスコの根元を握る彼の手の中でさらにビクビクしてしまう。
「佐々倉先生のココはどんなカンジですか」
「ひぃ!どっ、どこ触ってッ!?」
「保健室に勤務する、体の仕組みをよく知ってる先生なのに、イイところが未使用ですか、もったいないです」
ゆるゆるなぞっていたかと思えば、ツプ、お尻の孔に忽那の指が……。
ぞくぞくぞくぞくぞくぞくぞくぅッッ
「あ……ぁっ、いや……ッ!お尻はだめぇ……ッ」
フェンスに背中を擦りつけてガシャガシャさせながら佐々倉は青空の下で悶絶した……。
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