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孤島の半鬼/半獣×美人博士

そこは伝説の孤島。 かつて半獣が囚われていたという古代迷宮。 九門(くもん)博士率いる調査隊は最近発掘されたその遺跡に踏み入り、データ採取に明け暮れていたのだが。 「ああ!! 博士!?」 損傷のひどい迷宮内、いきなり足場が崩れたかと思うと、九門はまっ逆さまに落下した。 古から生き永らえる貪欲な暗闇へ。 ぴちゃーん…… 「……あ……ん……」 脈々と連なる地下水路、その清く澄んだ水の流れる気配をすぐ近くで感じ取りながら。 襤褸布を下にして仰向けに横たわる九門は真上に迫るソレの獣臭い臭気を浴びていた。 岩肌に掲げられた松明に浮かび上がるは末恐ろしき半獣。 頭が牛、体は人間。 伝説は史実であったのだ。 九門は世にも醜い姿をした半獣を切れ長な双眸で愛しそうに見つめた。 「お前がいなければ私は死んでいた……」 裸身に白衣を纏っただけの九門は白く長い指でそっと雄々しく伸びた角をなぞった。 「これは命を救ってくれた礼だ、もっと、傲慢に振舞ったらいい」 「……」 「人肌に飢えていたんだろう?」 息を荒げながらも、なかなか手を出してこない半獣、ミノタウロス。 九門は身を起こすと立派な角を淫らに舐め上げた。 「……!」 「なんて猛々しい雄の象徴だろう……とても美しい」 ざらつく角を舐めながら、ミノタ(略)が唯一纏う腰布越しに股間を触ってみる。 掌に触れるは角にも劣らぬ雄の猛り。 毛深くも筋骨隆々とした体に擦り寄り、彼のものと比べればまるで雌じみた華奢なペニスまでなめし革の如き皮膚に擦りつけ、九門は。 腰布から逞しい男根を取り出した。 「ああ、こんなに脈打って、硬くして……たっぷり溜め込んでいるようだな?」 学者の顔からすっかり好色家の卑猥な裏面を剥き出しにして、九門は、高々と奮い立つ男根を頬張った。 ぢゅるぢゅると唾液を絡めて亀頭にむしゃぶりつく。 喉奥まで招くとディープスロートで中ほどまで締めつける。 正に獣じみた大きさの睾丸を掌で揉み回す。 ミノタの息遣いがさらに荒くなった。 音を立てて男根を口内から自由にすると、九門は、再び襤褸布の上に仰臥した。 大股開きとなり、白く長い指でアヌスをくぱぁっと左右に押し開き、ミノタを誘う。 誘われるがまま、荒々しい鼻息を反芻しつつ、ミノタは九門に伸しかかった。 上向く男根がぬぷうううぅぅ……と肉のせめぎ合うアヌスへ呑まれていく。 「あ、あ、あ……ん」 痛みと快楽の狭間で九門は端整な顔をしどけなく乱した。 九門の肉壷にきゅうきゅう締めつけられてミノタの鼻息がさらに荒くなる。 がっしりした巨躯を余すことなく酷使するかのように、猛然と、動き始める。 「あぁん……こんな、奥まで……」 男根が行き来するたびにアヌスが捲れて内側の粘膜が露出した。 くっきりと括れあるカリ首部分が肉壁をぐちゅりと押し上げて、豪快に摩擦し、えもいわれぬ刺激を送ってくる。 「ん……っすごい……こんな奥、初めて……奥、もっともっと突いて……?」 激しく揺さぶられながらもするりと腕を伸ばして角を優しく撫でる。 そんな九門の白い腹や胸に不透明な涎がだらだらと降り注ぐ。 嫌というほど押し寄せてくる獣の生臭い息遣い。 それが却って興奮に追い討ちをかける。 ミノタは九門を易々と抱き上げた。 仁王立ちとなり、太腿を抱え直すと、暴れるように腰を振り乱す。 柔らかな尻がミノタの下肢を覆う剛毛にちりちりと触れて、九門は、喉を反らした。 「あん……っいい……」 ミノタはしっとりと汗ばんだ九門の喉を肉厚なタンで縦横無尽に舐め回す。 「ん、ふ……っぁ……ん……」 肉厚なタンが下唇をなぞっていたかと思うと、ぬるりと、口腔へ入ってきた。 最奥に男根をずんずん叩きつけられて喘ぎながらも、九門は、夢中で我が舌先を捧げる。 すると舌の根ごと絞られるように絡みつかれて、かつてない口づけに、息が止まりそうになった。 溢れ出た先走りの汁が互いの内腿をとろりと伝っていく。 ぶちゃぶちゃと鳴らされるアヌスと男根の狭間からも飛沫が跳ねる。 「あ……だめぇ……もぉ、いく…………ッ」 九門はミノタの頭に抱きついて仰け反った。 自らも腰を振って屈強な腹筋にペニスを擦りつける。 「あぁぁぁぁーーーー……!」 そうしてミノタに抱きついたまま射精した。 ぐぅっと一気にきつく締まったアヌス奥にミノタも毛深い背中をぶるりと波打たせ、そして。 尋常ならぬ量の濃い精液を九門の肉壷に噴射した。 「ぁ……っ……っ……こんなたくさん……射精、する、なんて……」 どぷどぷと勢い覚めやらぬまま長いこと精液を注がれる。 その間も溜まった白濁を攪拌されるように男根で突き回されて、九門は、しゃくり上げた。 「……子宮もないのに妊娠してしまいそうな気分だ……」 そう囁いて微かに笑った。 「諸君、彼は新しい助手のミノタ君だ」 「ああああの、その頭は特殊メイクですか?」 「……、そのようだ」 「「「(うそつけぇぇぇぇぇ!!!)」」」

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