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とらとらとら!-8
ほんとだいじょーぶかな、ツーくん。
ちょっと行ってみっか、家。
『えっ? お、俺んち? いやいやいやいや、すげーボロだから。あんま人呼びたくないっつーか』
あんなこと言ってたけど、お父さんと二人暮らしらしーし、今、家で一人だろーから、心細いだろーし。
うわ、すげーゴミ屋敷発見、やばそ、迂回しよっと。
えーと、えーと、確かこの辺じゃなかったっけ。
お。
ここだ、ここ、間違いない。
あれ、ちょっと戸が開いてる……?
**
「ふああああッ、すご…………ッ!!」
玄関で虎親父と交尾真っ最中の俺は今までにない濃厚快感にグズグズになっていた。
きもちいい、すげぇきもちいい、よすぎ。
硬い獣ちんぽで尻穴ゴリゴリされて俺のちんぽずっといってる。
ちょっとしごいただけですぐ射精する、何回も、繰り返し。
「グルグルグル」
「あ、ぁぁあん、親父ぃ、もっとぉ……ッ俺の奥ぅ……ぐちゃぐちゃにして……ッ……ひぃぃんッ……イイ……ッ!!」
**
震える余りスマホのダイヤルボタンがうまく押せない。
110、たったそれだけの三つの番号なのに。
「ツ、ツーくんが食べられる……ッ食べられちゃうッ」
細く開いていた引き戸の向こうでツーくんが虎に襲われていた。
「あ、ありえん、まじありえん」
びっくりして、そこから逃げ出した俺、電柱脇でポケットから取り出したスマホを一回落っことして、大慌てで拾って、そんでさっきから110番するのに正に四苦八苦していた。
「……ほんとありえないよ」
虎だぞ?
こんな普通の住宅街に虎だぞ?
「……俺、なんか夢でも見たんじゃ」
電柱脇で深呼吸した。
一端、スマホをポケットに仕舞って「よ、よし……ッ」と覚悟を決める。
俺はもう一度ツーくんちに戻ってみることにした。
**
「……ツカサ……」
ふと落ちてきた呼びかけに意識が飛びかけていた俺は何回も瞬きした。
「ツカサ、ごめん……大丈夫……?」
いつの間にやら虎親父が人の姿に戻っていた。
パジャマ姿で、ちょっとぼさぼさの髪、ずれた眼鏡。
心配そうに俺を覗き込んでいた。
「僕、いつから……どれくらい虎になっていたんだろう……?」
発情期まっしぐらだった興奮はいくらか静まったようで、親父は、俺の尻に捻じ込んでいたちんぽを引き抜こうとした。
「やだっっっ!!」
思わずぎちゅっっっと親父のことを締めてしまう。
「ッ……ツカサ、そんな締めないで」
「や……やだ、親父ぃ……抜かないで……ッ交尾ぃ……もっとしてぇ……グルルルルルルル……ッ」
「え、あ、ツカサ、また耳が」
ぽふんっ!!ぽふんっ!!
俺の頭にいきなり生えた虎耳に親父は目を見張らせた。
「うみゃぁぁああぁ……俺ぇ、発情期ぃ……したいしたいしたいしたい……交尾したぃぃ……うみゃぁ」
俺が必死こいておねだりしたら。
親父は抜けかけていたちんぽを、ぬぷぬぷぬぷぬぷっ、また奥に押し込んできた。
「うみゃぁんっ」
「ン……ツカサのなか、とろとろ……虎の僕がツカサの奥、こんなにしたの……? こんなにたっぷり……濡らしたんだ……?」
虎姿の時には聞くことができない優しい声で囁いて、親父は、鋭い爪なんてない手で俺のちんぽをクチュクチュしごいてきた。
「うみゃっみゃぁぁんっ」
「ツカサのココも……とろとろだね……いっぱい、だしたんだね……?」
「もっとぉ……ッもっとだすッ、このちんぽでいく……ッ」
片足だけ靴を履いて玄関マットを両腕でぐしゃぐしゃにしている俺に親父はぴたりと身を寄せてきた。
虎親父のときとは違う、ゆっくり、優しく、しっかり奥を突かれる。
ずっと絶頂しているちんぽをじっくりしごかれる。
「きっきもちぃぃ……っ交尾、もっとぉ、おとぉさんっ、もっとぉ……!」
虎耳をぴょこぴょこさせてよがっていたら親父に笑われた。
「いつも発情期の僕の相手になってくれるツカサに……今度は僕が付き合うからね」
「ぅみゃぁんっ」
「ツカサの気が済むまで……ね」
**
ツーくん、お、男の人とえっちしてる。
襲われてるとかじゃない。
完全に……らぶらぶみたい、だ。
しかも、あれ、つけ耳? そういうプレイ……?
「ぅみゃぁぁぁんっっ」
あわわわわわわ。
「ツカサ……そんなに鳴いて……かわいい……」
あばばばばばば。
俺は慌てて、でも気づかれないよう、さーーーっとその場から離れた。
五時を過ぎてもまだまだ明るい空の下、ちょっと離れたところから小学生っぽい笑い声が聞こえてきた。
さっきと同じ電柱脇に立って深呼吸。
一気に汗をかいた額を拭った。
「帰ろ」
ツーくん、盗み見してごめん。
ツーくんに乗っかってた男の人、虎に見間違えてスミマセン、なんかまったく解せないですけど。
ツーくんがホモで年上の男の人と付き合ってて変わったプレイするのは、俺だけの秘密だ、うん。
**
畳の上に雑に敷いた布団の上で僕は我が子のツカサとセックスした。
「あんっあんっ……おやじぃっ……おとぉさぁん……っ!!」
靴下と制服のシャツだけ身に着けたツカサの、奥も入口もとろとろに濡れそぼったアソコへ、何度も何度もペニスを行き来させた。
「んみゃぁぁあぁぅっっ!!」
ツカサは何度も何度も達した。
鮮やかに色づいて脈打っているペニスから一向に濃さが薄れない精液を活発に飛ばし続けた。
「はぁッ!はぁッ!みゃぅうぅうぅ……ッ」
そんなツカサを見つめていたら、悶々となって、尋常じゃない火照りに全身を炙られて、そして……。
**
「グルルルルッ」
「ぅみゃあああっ、親父ぃ……!!」
俺は真上で虎化したフカフカ親父を全身でもって抱きしめた。
獣ちんぽで尻奥をゴリゴリされながら首筋をべろんべろん舐められて発情興奮がさらに増す。
とろとろぬるぬるな尻をトゲちんぽで掻き回されて完全にタガが外れそうになる。
「もっと、俺のナカぁ……親父でいっぱいにして……」
ゴミ屋敷のじじぃにほんのちょっとだけ感謝したりして。
こんな家族スキンシップ、他にないもんな。
「どっちの親父も……俺のモン……」
「グルル」
ぱくぱく甘噛みしてくるあったけー虎親父を俺もぱくぱく甘噛みしてやった。
end
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