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ご主人様はペット希望!?-4
『君の名前はアンジェラだよ』
あんじぇら? おんなのこみたい、へんななまえ
『アンジェラはね、天使って意味なんだよ』
てんし? ぼく、いぬだけど?
でもまぁ、うん、いっか
ぼくのごしゅじんさま、ぼくのこと、あんじぇらのこと、いっぱいすきになってね!
「……アンジェラ……?」
玲の呼号に彼は何度も瞬きした。
真下にいる、その身に深々とペニスを呑み込まされた玲は、ひくひくと内腿を震わせながらも懸命に頭上の双眸を覗き込もうとしていた。
「うそ……あ、あ、でも……これって……ぁん……」
「玲」
「今……やっとわかった……ありえないけど、でも……わかったよ……アンジェ……?」
するりと両腕を彼の肩に回し、ズボンを纏ったままの腰に両足も絡ませて、玲は途切れがちに言葉を続けた。
「ごめん、アンジェ……すぐ気づけなくて……でもわかったから……ね?」
「……学校でも、僕のこと、気づかなくて、ここに来たら、すぐ気づいてくれるかなって、でも、玲、大嫌いな緒賀って呼ぶから、僕」
「アンジェ……」
「僕じゃなくても、交尾するんだって、僕、悲しくて」
玲は愛犬にぎゅっと抱きついた。
「……嬉しい、アンジェラ……夢みたい……ね、もっと……して?」
「玲」
「アンジェラの、もっと、ずっと、ちょうだい……?」
アンジェラは愛しいご主人様の命令に従った。
甘い甘い快楽の中に落ちていく。
「ん……っふっふぁっ……ん……んっ」
「んん……っは……玲……玲……っ」
甘い甘いキスを幾度となく繰り返しながら玲とアンジェラはセックスに夢中になった。
とろとろの蜜壷と化したアナル奥底をはち切れんばかりに育ったペニスがしつこく摩擦する。
ロングストロークのピストン運動の際には、溜まっていた残滓が引っ掻き出されて、玲の柔尻は生温かく濡れそぼった。
「ね……だして……? アンジェラの……あかちゃんできちゃうくらい……いっぱいいっぱい種付けして……?」
アンジェラは仰向けになっている玲の細い腰を掴むと愛しい命令を叶えるために奥までたくさんたくさん打ちつけた。
アナルとペニスの交わる場所で湿った濁音がひっきりなしに鳴らされる。
「ああ…………!! 玲…………!!!!」
アンジェラのペニスがアナル底でびきびき怒張したかと思うと。
熱飛沫がたっぷり弾け飛んだ。
電流じみたショックに貫かれて、アンジェラの真下で大きく仰け反り、玲もイク。
肉膜の中心に活発な精子達をたっぷり注ぎ込まれて、気の遠くなりそうな際どい絶頂感に蕩けた。
一端交わりを解いたアンジェラは精液で汚れた玲のお掃除を始めた。
肌に飛び散った白濁を甲斐甲斐しくせっせと舐めとっていく。
細い腰を抱き寄せると、射精したてのペニスを口内で吸い上げる。
「あーーーー……アンジェ……っらめぇ……出ちゃぅ……」
アンジェラは吸い上げるのを止めない。
頭を揺らし、尿道口に舌端を巧みに擦りつけたり擽ったりし、むしろ促してきた。
熱烈な舌遣いに玲は無防備に唇を半開きにし、ぶるぶる全身を波打たせると、そのまま。
離れようとしないアンジェラの口腔に聖なる水をぶちまけた。
アンジェラはさらに股間に深く顔を埋め、ごくごく、飲み干す。
「あぁぁ……ぁぁん……アンジェに……飲まれて……あっ……あっ……あっ……!」
アンジェラに飲まれながら玲は空イキした。
「あ……っ玲、だめ……っ」
「ん……いいの……アンジェのも飲ませて?」
玲もまたアンジェラを嬉々としてごくごくした。
そしてまたセックスした。
何回も、何回も。
狂ったみたいに互いのすべてを求め合った。
***
「だから玲、これ、捨ててきて?」
「それはちょっと……」
「クーン」
「やめろ、玲に媚びるな、緒賀」
俺の体にインしたアンジェラ(なんでかイケメン風に羽化してるけど)と夜通しイキ狂う桜ノ神を見られてはっぴっぴだけど、さすがに捨てられたら、俺、困るし!?
交尾できなくてもいいから桜ノ神と添い遂げさせてくださぃぃぃ、アンジェラ様、桜ノ神様ァァ!!!!
「じゃあ僕が面倒見る」
「げっっっ!?」
「……今、緒賀君、しゃべった?」
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