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プリンスなカエル-2

「お腹いっぱいになりましたか、おぼっちゃま?」 ナプキンでべたべたの口元を拭きながら微笑みかけてくるシャルロに、カエル王子は、何度もパチパチ。 シャルロがこんなに優しくしてくれるなんて初めてだ。 僕がこんなに醜くなったっていうのに、前よりも、慈しみ深くしてくれるなんて。 シャルロがこんなにいい人だったなんて、僕、知らなかった。 「さぁ、お昼寝の時間ですよ、おぼっちゃま?」 シャルロは水かきがひたひたするカエル王子の片手をとって、王子の部屋へ。 そこも使用人達に荒らされ、壁紙はびりびりに裂かれ、絵画は盗まれ、調度品は運び出されていて。 ですが、さすがに天蓋つきのベッドは運べずに、そのままの場所にありました。 カエル王子がでーんと横になると、なんと、シャルロは添い寝してきました。 そんな真似かつて一度だってしたことがなかったというのに! 「さぁ、おねんねしましょうね、おぼっちゃま?」 「けろ……」 シャルロの偽りない優しさにほっとしたカエル王子、ぎょろ目を透明な下瞼の膜で覆って、おやすみの姿勢に入ります。 白い革手袋を纏ったシャルロがでっぷりした白い腹をぽんぽんしてきます。 気持ちが良くて、カエル王子は、うとうと。 やがて、ぽんぽんしていた手は、ゆっくり、降下していきます。 直角に曲がった両脚をだらしなく広げた股座へと。 「けろろろ!?」 うとうとしていたカエル王子はびっくり。 シャルロが股間に潜んでいたカエルきゅんを握ってきたからです。 「ああ、もう我慢できそうにありません、おぼっちゃま?」 冷静沈着なあのシャルロが蒼白な頬を紅潮させ、唇を濡らして、囁きかけてきました。 「まさかおぼっちゃまが、こんな、完成された美しい御姿に変わられるなんて、まるで脱皮したようです」 「けろー!?」 「前の、あの醜い、目も当てられない、養豚場に廃棄してしまいたかった忌々しい姿から、こんな、思いも寄らぬ進化を遂げられるなんて、はぁはぁ」 シャルロの審美眼はとち狂っているようです。 熱っぽく語りかけながらも、股間に差し込まれた手は、休むことなく動き続けています。 シャルロの革手袋にカエルきゅんをもみもみされて、カエル王子は、成す術がありません。 驚いている気持ちと裏腹に体は反応して、カエルきゅんは、端整な手の中でむくむくと大きくなって。 あっという間に立派なカエルペニスへと早代わり。 とち狂っているシャルロは一切の躊躇もなしにカエルペニスにお口でご奉仕を始めました。 「ん……おぼっちゃまのカエル殿下……どの殿方よりもお強くって、硬くって……美味でございます」 撫でつけていた前髪をはらりと乱してシャルロは淫らに笑います。 カエル王子はひくひくしっぱなし。 革手袋で上下隈なくしごかれて、薄い唇に亀頭を覆われるなりカエル汁をちゅうちゅう吸われて。 切れ長な眼に淫らな色を浮かべて上目遣いに見つめてくるシャルロに、思わず、あっという間に上り詰めてしまい。 カエル汁をぶしゃぁぁっと放出してしまいました。 「ああ……勿体ない……」 目の前で呆気なく弾けたカエルペニスをシャルロはくわえ込みます。 「んっ……んっ……んっ」 甲斐甲斐しく、一滴残らず、カエル汁を飲み干してしまったシャルロ。 お掃除フェラのように見せかけて、また勃起させようと、口の中でカエルペニスをれろれろしまくります。 「けろけろけろ!!」 ああ、シャルロが僕に性的ご奉仕してくれるなんて! しかもおいしそうにごっくんするなんて! あのシャルロが!!!! 「ああ……おぼっちゃま、わたくし、もう限界でございます」 超絶テクニックでカエルペニスを復活させたシャルロ。 燕尾服を脱ぎ捨て、革ベルトをするりと外し、黒地にグレーのストライプが走るスラックスを下着と共に脱いで。 シャツにネクタイ、チョッキはそのままに、ヒールローファーも履いたまま。 仰向けにでろりと寝そべっているカエル王子を跨ぎます。 「おぼっちゃまの、カエル殿下……お尻で頂きますね?」 そう色っぽく囁いて、一気に、腰を落としました。 そそり立つカエルペニスは一瞬にしてシャルロのお尻の中へ。 きゅうきゅう狭まり合う肉膜の中心を貫いて、最奥へ、深々と沈みました。 「けろぉぉぉぉお!!」 なにこれ、すごい、シャルロのお尻、すごい!! 思わず絶叫したカエル王子に微笑を絶やさず、シャルロは、器用に腰をくねらせます。 ぬるぬるの、がちがちの、意外とお上品な薄ピンク色のカエルペニスをお尻でたっぷり可愛がってあげます。 「けろぉっけろけろぉぉ!!」 「あ……ん、おぼっちゃま……わたくしのお尻、気持ちいいでしょうか……?」 気持ちいい、気持ちいいよぉ、すっごく気持ちいぃぃぃい!! 「けろけろぉぉお!!」 グラインド騎乗位に励むシャルロのペニスも勃起しています。 透明な我慢汁が溢れ出て裏筋にまで伝い落ちています。 カエルペニスをお尻に誘い込んで、腰を振り、勃起するシャルロに、カエル王子は滾ってしまいました。 「あ……!」 水かき前脚に押し倒されたシャルロ。 さらに後ろ脚をがばりと開いてベッドを踏み締め、シャルロに伸しかかり、今度はカエル王子が腰を振ります。 「あぁん……おぼっちゃまぁ……」 艶々ひんやりした緑色の肌に両手を回し、足を絡ませ、シャルロは白いぼてぼて腹に胸を摺り寄せました。 がつがつと奥を穿たれて、掻き回されて、ぬるぬるにされて。 シャルロは甘く上擦った声でカエル王子にせがみます。 「おぼっちゃまぁ……わたくしに貴方の子種……っ、あぁんっそこいぃ……っ、くださいますか……? わたくしの奥まで、お尻が水没してしまいそうなくらい、美しい貴方の子種……っ、ひぁ……ごりごりされて……っ……注いでくださいますか……?」 シャルロのエロ欲求を叶えてやるべく、カエル王子は、さらに頑張ります。 ぬるぬるお尻のさらに奥までカエルペニスを何度も何度も打ちつけます。 結合部の凹凸からこぷこぷ洩れるカエル汁。 ぶしゅっぶしゅっ、突く度に飛沫のように飛び散りました。 やがて。 「けろぉぉぉ!! けろけろけろぉぉぉ!! けろぉぉぉぉん!!!!!」 ぶしゅぅぅぅぅぅうっっっと、シャルロのお尻にカエル汁が噴射されました。 シャルロは切なげに眉根を寄せ、ぴくぴく震えながらも、喜んで迎え入れます。 活きのいい人外精子達がシャルロのお尻を一気に洪水状態にしました。 「ぁぁぁぁぁ……すごい……おぼっちゃまぁ……」 口をかぱりと開けて天井を仰いでいたカエル王子、ふと、視線を向ければ、シャルロの暴発寸前ペニスはぱんぱんに膨張し、びっくんびっくん、打ち震えていて。 吸盤の指先でちょんと触ってみました。 「あん、だめぇ…………あぁぁ…………ん」 シャルロは痛いほどに仰け反って、カエル汁をぶしゅぶしゅお尻に注がれる中、色っぽく射精したのでした。 こういう呪いって、普通、お姫様からキスされたら解けたりするよね? ねぇ、シャルロ、どう思う? 「けろけろけろ?」 「うふふ、またシたいのですか、おぼっちゃま?」 なかなか好き者のシャルロに都合のいいようにけろけろ語を解釈されて、カエル王子は、ぎょろ目をパチパチ。 うーん、でもまぁ、いっか。 シャルロがずっといてくれるなら、このままでも。 執事服をほぼ脱ぎ捨てて半裸のシャルロ、革手袋をはめたままの手でカエル王子をそっと撫で、ちゅっとキスをしました。 「おぼっちゃま、わたくしシャルロは一生貴方のおそばにおりますからね」 「けろん♪」

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