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【亀】♪うらしまたろう/大亀×浦島美青年

鳴り止まない潮騒。 誰もいないはずの真夜中の浜にて。 「あふぅ……ぁぁぁ……ん」 なんとも悩ましい色気たっぷりの声がか細くしている。 漁師小屋の裏手からだ。 「ぁぁ……もっとぉ……お願い……」 声の主は近くの漁村に住む浦島青年だった。 日に焼けにくい体質で、漁師のくせに色白、繊細そうなしっとりした外見で村娘からはとても人気がある。 そして村男からも密かに人気がある。 血気盛んな年若い男たちに、時々、浦島青年はそのしっとりお尻を貸してあげることもしばしば。 綺麗な顔して実は結構な好色家らしい。 今夜の相手もその内の一人なのだろうか? 「あふ……っこんなに奥まで……はあはあ……す、ごい……っ」 相手は相当な巨根男のようだ。 暗がりで浴衣を乱した浦島青年の白い肌が零れ落ちるようにして艶めいているのに対し、密会相手は丁度さらに濃い翳りに呑まれていて、まるで正体がわからない。 息を荒げるでもなく、静かに攻め、浦島青年を喘がせている。 「あ……これ、いいのぉ……やっぱり、これ、一番好きかも……っ」 地面に這い蹲り、突き出した腰を悩ましげにくねらせては感極まる浦島青年。 ふと群雲に隠れていた月が夜空に覗いた。 辺りに広がる月明かり。 猟師小屋の裏手もうっすらと照らし出される。 浦島青年に乗っかっていたのは。 どでかい大亀だった。 黒々とした眼を緩々開閉させながら、のんびりのんびり、浦島青年の尻穴に突き立てた立派な大陰茎を動かしている。 癖になるのろさ。 普段、荒々しい若者達との勝手気ままな情交で挿入初っ端からペニスをがつがつ突っ込まれている浦島青年にとっては、この胸を掻き毟りたくなるような、気の狂いそうになるくらいのもどかしさが、ぐっとクル。 年経た大亀の肉棒は健やかなる子どもの腕の太さくらいあった。 亀頭も拳大のでかさ、凶器さながらに突き出たエラに、極太竿。 ゆっくり、じっくり、浦島青年の熟しきった助平肛門を押し拡げては、ぬぬぬぬぬ……と出し入れを反芻する。 捲り上げられる肉襞。 卑猥に蠕動する肉壷を隈なく刺激し、時間をかけて刻まれる、重く深い律動。 浦島青年は切れ長で艶治な双眸を熱く濡らして身悶える。 薄い茂みの中央に根づく淫茎は腹にまで反り返って我慢汁の大洪水、しごけば即座に達するだろう。 そこを敢えて我慢し、自分で自分を焦らす浦島青年。 「ああああぁぁぁぁ……もぉ……私の男根、びんびん……くふぅ……っん」 浦島青年は微笑するように唾液塗れの唇をしどけなく綻ばせた。 ちなみに大亀の熱い大陰茎には砂がこびりついている。 ざりざりと、狂おしい摩擦の最中にえもいわれぬ感覚が生まれる。 肉壷をより刺激する砂つき亀根に浦島青年の色めく吐息は尽きない。 「ざらざらしてるぅ……この男根、大きくって……硬くって……ざらざらしてて……あはぁ……最高ぉ……」 一定の安定した速度で緩やかに掘られる浦島青年の淫尻穴はひくつきっぱなしだ。 浴衣の合わせ目から覗く薄桃色の乳首も硬くしこり、尖るように勃起している。 腹側の前立腺を凶器エラでおもむろに引っ掻かれると、淫茎から我慢汁が地面へとろぉり滴った。 「はうぅう……いい……お尻の穴、こぉんなに拡げられて……あぅ……死んじゃう……よすぎて、死んじゃうぅぅう……」 色っぽく悶絶する浦島青年に乗っかっていた大亀の眼が不意にきらりと光った。 泣いている。 まるで産卵する雌亀のように涙を流しているではないか。 そして。 のろかった動きがいきなり加速を始めた。 まるでこれまでの遅々たる速度が嘘であったかのように、後ろ脚で雄々しく立ち上がり、前脚を浦島青年の背中に乗っけ、かくかく器用に身を揺らす。 立派な甲羅が月明かりを反射して何度も煌めいた。 「ああ……っ強ぉい!!!!」 浦島青年は思わず仰け反った。 「ア゛ア゛ア゛ア゛」と鳴き声を上げながら肉棒を出し入れする大亀に悦び咽ぶ。 入り口である淫尻穴も前立腺もさらにその奥も一度に刺激されて、もう、我慢できずに。 ぐっしょり濡れそぼつ淫茎を握り締めるなり一心不乱にしごき立てた。 どくどく脈動する竿を握り締め、膨らみきった亀頭にかけて何遍も掌を行き来させる。 ずんずん大亀に後ろから貫かれながら自分自身を無心で追い込む。 「ああ……も、だめぇ……!! 亀男根で突かれながら……っ男根いっちゃ、ぅぅ……!! 精液いっぱぃぃ……だすのぉ……!!!!」 浦島青年の整った五指の狭間で赤く充血した淫茎先から白濁した精液がたっぷり放たれた。 ぞくりと身震いしながらも、射精感を味わおうと、浦島青年は亀頭をしごいて出しきろうとする。 「ああん! 精液……でてる、ぅ……! きもちい……きもちいい……、……はうううう、う!!??」 大亀も浦島青年の淫尻穴奥で射精に至った。 浦島青年の肉壷が人外精液であっという間に満ち溢れる。 「うあっひ……あ……っあ……っ……亀男根から……子種、きて……っなかぁ、いっぱぁぁい……あふぅ……奥まで……あったかぁぃ…………」 「いい加減、竜宮城に来てくださらんかのぉ、浦島さんや」 「嫌、私、乙姫様とか興味ない」 浦島青年は困り果てる大亀の翁に色っぽく笑いかけてみせる。 「年経てもまだ現役の亀おじいさんとイチャコラしてたいの」 「……こ、困ったのぉ……」 大亀の翁はヒレのような前脚で案外満更でもなさそうに頭をぺたぺた掻くのであった。 end

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