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おすふぇろもんではらませて-2

部長が旅行から帰ってきた。 「お、おかえりなさい、部長」 「やぁ、小松原君、ジェシーにはたんまり求愛されたかい?」 「えええええ、ぶ、ぶぶ部長、どどどどうしてご存知で?」 「私は最初からそのつもりだったんだよ、小松原君?」 忘年会の動画を眺めていたら、ジェシーがえらく君に興味を示してね。 ディスプレイをぺろぺろ舐めるジェシーがそれはそれはカワイイったらありゃあしなくてね。 恐らく発情期も近いんだろうと踏んで、それならもういっそ、直接君をぺろぺろさせてあげようと思ってね。 「君に預けたわけだよ、小松原君」 部長も人が悪いですねぇ、とも、このクソ上司死んじまえ、とも言えずに、小松原はただ空笑いした。 だけど部長、まさか俺がジェシカの子供を孕んで出産するとは想像もしていなかったですよね? 「ただいま、ジェンガ」 部長に丁重に返上したジェシカの代わりに、今、小松原のワンルームにはジェンガと名づけたジェシカジュニアがいる。 父親とよく似た美しい毛艶は漆黒の光沢を放ち、金色の双眸は爛々として、やはり親子共々美形だ。 足元にぐるぐる甘えてくる小さなジェンガを小松原は抱き上げた。 「よしよし、ジェンガ」 ジェンガの母親が小松原だとは誰だって夢にも思わないだろう。 ジェンガは無邪気に母親の指をしゃぶっている。 「ジェンガ、お父さんに会いたいか?」 帰宅して、スーツを脱いだだけで着替えもせず、小松原は幼いジェンガを両腕であやす。 指しゃぶりをやめたジェンガはネクタイにじゃれつき始めた。 「……俺は会いたいな」 すっかりジェシカの嫁気分になってしまった小松原。 頬をぽっと染めて、激しく求愛されたひと時を思い出し、胸をときめかせていたら。 勃起してしまった。 ……俺はもういろんな意味で末期かもしれない。 自嘲しながらも小松原は床にジェンガを下ろすとベッドに座った。 カチャカチャとベルトを外してスラックス前を寛げ、火照りかけのペニスを取り出し、いそいそとオナニーを始める。 おかずはもちろんジェシカにのしかかられたひと時だ。 「あ……ん、ジェシカ……」 目を閉じて夢中になる余り、ジェンガがベッドによじ登ってきたことにまるで気づかない、小松原。 よちよち歩きの黒虎ジェンガはにじり、にじりと、母親ににじり寄り……。 「…………!?」 小松原はぎょっとした。 慌てて目を開けば、ジェンガが、自分の勃起ペニスをぺろぺろやり始めているではないか。 「わぁぁ! ジェンガっっすとっぷ!! すとぉぉぉっぷ!!」 正に聞く耳持たず状態でジェンガはぺろぺろを止めない。 「あ、あ……どうしよぉ……我が子に舐められて……気持ちぃぃなんて……」 小さなサーモンピンクの舌で亀頭を無邪気に舐め回される。 「あん、だめぇ……ジェンガぁ……おかあさん、いっちゃうよ……っ」 小松原が放ったリーマンみるくをジェンガは相変わらず無邪気にぺろぺろぺろぺろ。 恥ずかしさやら背徳感を超えた快楽に小松原は腰をひくつかせ、よだれまで垂らした。 そんな矢先にワンルームに鳴り渡ったチャイム。 我に返った小松原、真っ青になり、わたわたと服装を正した。 ぐるぐる鳴くジェンガをベッド下に隠して玄関へ向かう。 「ど、どちら様ですか?」 問いかけても返答はない。 小松原は首を傾げ、そっと、ドアを開いてみた。 そこにいたのは。 「……うそだろ」 見間違えることない、黒虎の美しき成獣、しなやかな巨体のジェシカと目が合い、小松原は言葉を失った。 ジェシカは部長宅を飛び出して小松原のマンションへ単身やってきたのだ。 一生に一度とする伴侶、愛しい妻のことが忘れられずに。 「あっあっあんっあんっあんっ」 玄関床に這い蹲った小松原、その背にのしかかるジェシカ。 狭い空間で巨体を揺らめかせて交尾に勤しむ。 破裂しそうなまでに雄々しく膨れ上がった獣男根が小松原のアナルを深く深く、奥まで貫いてくる。 「んやぁぁぁぁ……っあんっ……あなたぁ……っ」 ジェシカの射精ピストンが始まる。 小松原は際どい快楽に身を捩じらせながらも目を見開かせた。 「あ……っだめっ……また赤ちゃんできちゃぅ……はらんじゃぅ……っ」 子は親に似たのか、ジェシカも、正に聞く耳持たず。 荒々しく腰を振っては小松原のアナルをぐちゃぐちゃぱんぱん言わせて獣スペルマをふんだんに注いできた。 ドライでいきっぱなしだった小松原は、前立腺をぐりぐりごりごりやられた瞬間、やっとトコロテン射精に至った。 「あっあっ、いくっ、いくっ、いきっぱなしになっちゃ……っっ」 上半身にはワイシャツにネクタイ、下半身は濃紺靴下だけの小松原、完全なるアヘ顔で喘ぐ。 が、さすがに母親だけあって我が子の鳴き声をすぐに聞きつけた。 ベッド下からジェンガが顔を覗かせている。 爛々と光る金色の眼と目が合い、小松原は、改めて赤面した。 「だめっジェンガっ、みっ見ちゃだめだよっ、ぁっあぁんっっ、ああっそこっっ、そこすごぉいっっ、もっともっと、奥までかき回してっっ、ジェシカぁぁぁぁ……」 我が子に見られる中、感極まり、乱れる小松原。 ジェシカは低い唸り声を絶やさずに小松原をがんがんがんがん突き上げる。 ジェンガはきょとんとした表情で両親の交尾を見つめている。 延々と獣スペルマを注ぐ激射精獣男根によるストロークに小松原は白目ぎりぎりの恍惚たる表情で仰け反った。 「あはぁぁぁ……っ、はらんじゃぅっ……ジェシカの赤ちゃんっ、また産んじゃうぅぅっ……ぅっ……」 予想した通り小松原はジェンガの弟を目出度く産み落とした。 「きゅるるるるぅぅ!」 「ま、まさかすぐ二人目ができるなんて」 ジェシカに寄り添われ、ジェンガが肩にしがみつく中、それはそれは愛らしい二人目のジェシカジュニアに小松原は放心気味に笑うしかなかったのであーる☆

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