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おすふぇろもんではらませて-7

休みだ!! 半ドン土曜でもない、日曜出勤もない、土日まるっとお休みなのは久しぶりだ、わーい、どうしよう、明日はとりあえず昼ビールか!? 「お疲れ様でした!」 残業を片づけて職場を後にした小松原、市街に寄り道すると日用品の買い物をし、缶ビールも買い込んだ。 これで土日外出しなくて済むと、ホクホク顔で安全運転、我が家へ帰宅。 「ただいま!!」 いつも通りな家族総出のお出迎えを両腕全開で全身でもって受け止める。 土日休みを控え、いつにもまして込み上げてくるしあわせ感に頬が緩みっぱなしだ。 「明日も明後日も休みだぞ。いっぱい遊ぼうな、ジェンガ・アベル? イノシシ狩りは無理だけどな」 「みゅぅ」 ジェシカが咥えて連れてきたティアラを片手で抱き上げて頬擦りしながら縁側から家へ入る小松原。 ジェシカの金色の鋭い眼が背後で意味深に細められたことに気づきもしないで。 木造天井の浴室。 小松原は久し振りに浴槽にお湯を溜めて肩まで浸かっていた。 眠たい……このまま朝まで寝てしまいたい……。 心地いい湯船にもう睡魔を来たしているお疲れリーマン、しばしウトウト夢心地を味わって、ざばりと上がると。 先に頭を洗ってから体を洗い始めた。 外では相変わらずゲコゲコゲコゲコ。 今日は風が強くて周囲の木々がざわざわ音を立てていた。 飯、どうしよっかな、冷凍ピザは明日の昼にとっておかなきゃだし、カップ麺……いや、ちゃんと作ろう、ジェンガとアベルだって自力でイノシシ狩ってるんだから……。 カラカラカラ…… 「んっ?」 ボディソープで泡立てたスポンジで足をゴシゴシしていた小松原は振り返った。 前脚で器用に引き戸を開いたジェシカがそこにいた。 「んっぁぁっっ……ジェシカ、ちょッ、待……っ!」 体中泡塗れの小松原は浴槽の縁に縋りついて口をぱくぱくさせた。 問答無用にのしかかってきた獣夫。 泡などお構いなしに背中を舐め、力強く聳え勃っていた獣男根を生尻に押しつけてきた。 ここ最近ご無沙汰だったために閉ざされていた肉孔が怒張肉棒でゆっくり拡げられて。 窮屈なアナル奥がカチコチな雄ペニスでいっぱいになる。 体内でどっくんどっくん荒々しく脈打っているのを実感する。 「ひ、久し振りで、こんな……っもぉ、奥まで……んんん……っ!」 鍛え抜かれた、贅肉皆無な引き締まった漆黒短毛の体躯を波打たせてジェシカは律動した。 グルグルと唸りながら長い尻尾を揺らめかせて小松原との交尾に励む。 一生に一度とする伴侶に屈強獣男根を惜しみなく捧げる。 「ひ、い、い、い、ん、んっっ!!」 か弱い人間アナルを行き来する猛々しい成獣肉棒。 限界まで押し拡げて雄膣最奥をしっかり突いてくる。 「ジェ……っジェシカぁ……っっあん……っっあん……!!」 やたらグルグルグルグル鳴くジェシカ。 激交尾の最中でありながらも小松原は双眸をパチパチさせた。 ジェシカ……俺に甘えてる……? 日々仕事に精を出して疲れて帰ってくる小松原に獣夫は過剰スキンシップを控えていた。 その分どんどん溜め込まれていく欲求。 息子達にばかり向けられる愛しい掌と眼差し。 だから。 「あ……ジェシカ……ごめんな……?」 自分に覆いかぶさるジェシカに小松原は少々きつい体勢ながらも片腕を絡ませた。 「俺、仕事にばっか集中して……帰ったらすぐ寝ちゃって……それでも怒らないであったかく見守ってくれるお前に……甘えちゃってた」 精悍な顔つきの黒虎に自分から頬擦りして、泡だらけの小松原、頬をぽっと赤らめる。 「うん……今日はお前がいっぱい甘えていいから……俺のこと好きにしていいよ?」 肉厚の舌でべろんと唇を舐められて小松原は「んっ」と嬌声を詰まらせた。 ど、どうしよう……自己処理すらご無沙汰だったから、すっごく……きもちいい。 ジェシカにズンズンされて、うわ、俺の、もうこんな反り返って……? 「あん……っジェシカぁ……俺、いってもいい……っ?」 小松原、甘えていいと言っておきながら自分自身が甘えた声色になってジェシカに問いかけた。 獣夫に深々と雄膣を突き上げられながら、股間へ手を伸ばし、ぷるぷる勃起したペニスをやんわり握りしめて、シコシコ、シコシコ。 「ふぁぁぁぁ……っや、ばい……っジェシカぁ、俺もぉやばいよぉ……っっあなたぁ……っっ……お、お、俺ぇ……っっジェシカにズンズンされながらいっちゃぅ……っっ!!」 体奥底で尋常じゃないくらい存在感を示している獣男根をギチギチ締めつけて、夢中で自ペニスをしごき倒した末に。 「あぁぁんっっっ……!!」 鮮やかに色づいた亀頭鈴口から特濃白濁汁をぶちまけた小松原。 浴槽縁にしがみついて陶然と悶える妻を見下ろし、ジェシカは、長い尻尾でぴしゃりと虚空を打った。 「あーーーーーーーー…………ッッ!!」 黒虎の射精ピストンが開始された。 激しい勢いで子種汁を迸らせながら雄膣奥で獣男根をひっきりなしに突き動かしてくる。 一瞬にして獣みるくで泡立った小松原の肉孔。 雄ペニスが悶絶アナルを行き来する度に掻き出された種汁がボディソープの泡に混じっていく。 念のため日頃から避妊薬は欠かさなかった小松原。 種付け本能を手折ることを心の片隅で侘びつつ、獣夫との溺愛交尾にさらに大胆に乱れていく。 「ジェシカぁ……あなたぁ……俺の奥、もっともっと……いっぱい好きにして……?」 結局、ジェシカにべったり甘えっぱなしな小松原なのだった。 青く澄み渡った真昼の空の下で缶ビールを煽る。 「ぷはー! 最高!」 日当たりのいい縁側に温めたピザと適当なオツマミ、缶ビールを並べて上機嫌な小松原。 大好きな母親がいるので今日は山へ行かずにお庭で戯れている仲良しジェンガとアベル。 ティアラはゆりかごの中でむにゃむにゃ顔を洗っている。 ジェシカはと言うと。 「あはは。寝不足か?」 小松原のお膝に頭を乗っけて豪快に寝そべり、久々に全力交尾に励んだおかげで珍しくウトウト、瞼がとっても重たそうだ。 獣夫からの愛情で心も体もいっぱい満たされた小松原は滑々した短毛を延々と撫でてやる。 「かわいい、ジェシカ」 ジェシカの頭にちゅっとキスしたほろ酔い小松原、仕舞いには甘噛みまでする始末。 いやはや、すこぶる家庭円満なのであーる☆

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