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おすふぇろもんではらませて-2

「はぁ……っ……ジェラルドくん……っ……っ」 離島にある中小企業の支店で働く三十代眼鏡の会社員、時岡は1DKアパートの寝室で甘い悲鳴を上げた。 新年早々、獣夫・ジェラルドと姫始め。 正月休みの一日間、交流の深い職場の後輩・小松原がこどもの珊瑚を率先して預かってくれ、久し振りのディープな営みに我を忘れてのめり込んでいた。 成人男性サイズを遥かに凌駕する雄々しい獣男根が雄膣を荒々しく突き上げる。 奥の奥まで好きなだけ占領する。 甲斐甲斐しい健気な締めつけを心行くまで貪る。 「あ、ん……っ……すごい……深い……っ」 ベッドに四つん這いになった時岡はシーツを握りしめて呻吟した。 漆黒の巨躯を絶え間なく揺らめかせ、ジェラルドは、弟のジェシカよりも尖った金色の眼差しで伴侶をじっと見つめた。 「お腹ぁ……ジェラルドくんの、逞しいので、はちきれそう……奥まで掻き回されてます……」 普段は穏やかで人がいい、控え目で貞淑な妻。 今は激しい交尾で理性をぐちゃぐちゃにされ、自ら腰まで振って、濃密なひと時に耽溺していた。 「っ……っ……ぇ……あ……うそ……」 唐突に切り替えられた速度に時岡は眼鏡レンズの下で何度も瞬きした。 荒々しかった激ピストンがロングストロークに。 極太極長な獣男根がゆっくり、じっくり、焦らすように出し()れされる。 後少しで抜けそうなところまで引き抜かれたかと思えば、ずずずずずずずず……、細やかに蠕動する雄膣に緩々と押し戻されていく。 一般男性も顔負けな黒虎テクに時岡は口をパクパク、目尻から涙をぼろりと溢れさせた。 妻ペニスからは止め処ないカウパーが。 下腹部につきそうなくらい擡げた血色のいい天辺からシーツへ、透明な蜜汁が浅ましく滴っていく。 「あ、あ、ぁ、ん……こんなのだめ……反則ですよ、ジェラルドく……っ……あ、ぁぁん……」 じれったい突き上げに時岡の興奮は勢いづいた。 とてもじゃないが我慢できず、手を伸ばし、すでにとろとろな妻ペニスを掌に抱く。 獣夫の剛直に咽び泣く先端をがむしゃらに慰める。 自分自身を弄り始めた時岡にジェラルドもまた興奮した。 長い尾っぽを虚空にピシャリ、険しげに一振りさせると、四肢に一段と力を込めて。 抜けそうになっていた獣男根を一気に捻じ込んだ。 焦らされて悶々とうねっていた雄膣最奥を貫いた。 「っ……っ……っ……っ……っ……!!」 声にならない悲鳴を迸らせた時岡をひたすら突く。 自慰を放棄し、獣夫に貫かれる悦びに切に溺れる妻の汗に濡れた首筋を、甘く噛む。 「あ、ぅ、う、う、ぅ……っ……ふぅぅ……っもぉ、むり……っ……でちゃ……っ……いっちゃう……っ……いく……っっっ」 時岡は達した。 ジェラルドに突かれながら、長らく溜め込まれていた濃厚白濁を思いっきり弾くに弾いた。 「はーーーっっ……はーーーっっ……ぁぁぁっ……待っ……ジェラルドくん……っ」 たとえ絶頂中だろうとジェラルドは容赦しなかった。 射精している妻にものものしげに腰を振り仰ぎ続けた。 恐ろしく締まる後孔に制裁でも下すように肉棒を打ち込んだ。 「だめっっ……今、いってるからぁ……っっ……やめっ……っ……あぅぅ……っっ」 体勢を保てず、ベッドに倒れ伏した時岡は、ぼろぼろ泣いた。 長引く快感に理性を失うどころか、壊れそうになって、堪らず嗚咽した。 すると。 ジェラルドはぱたりと動くのを止めた。 久し振りの交尾でド興奮していたツンデレ黒虎は、全身を波打たせて涙する時岡にそっと身を寄せ、溢れる涙を舐め取った。 「んっ……ジェラルドくん……」 「ガルル」 頬をべろんべろんされ、時岡は、外れかけていた眼鏡をかけ直した。 背後から自分を覗き込んでいるジェラルドに何とか微笑みかける。 「僕は大丈夫です……その、つい……君がすごいというか……あんまりにも上手というか……」 当然だ、とでも言いたげな目つきで獣夫は伴侶の唇まで舐めた。 「ん、ぷ……っ……あン……君の、まだ、僕のなかでしっかり呼吸してますね……」 時岡もジェラルドに頬擦りし、病みつき必須な交歓に一頻り耽った。 窒息しそうになるまで吐息を共有する。 おさまるどころか、もっと物欲しくなって、真摯に求め合う。 「ジェラルド君、僕と、珊瑚と、ずっと一緒に……いてくださいね……?」 物言わぬ黒虎は言葉の代わりに時岡の左薬指を甘噛みしたのであーる☆

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