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6.溺れてしまえばいいのに 3
きっと全身の力が抜けていってるんだろう。
「待たないよ。もう待てない」
千秋も慌てている様子だけど、僕の方がどれだけ切羽詰まっているのか解らせるために、千秋の腹辺りに自分の硬くなったモノを押し当てた。
すると千秋は顔を赤くしたまま目を見開いて僕をみつめている。
これで、僕がどれだけ千秋に興奮してるかわかっただろうか。
そして僕はまた千秋の体を舐めていき、さっきまで手で弄って固くなった千秋の乳首に舌を這わせていく。
「……ンッ……あっ…………」
舐めたり、軽く吸ったりする動きに合わせて声をあげ、体をくねらせる千秋は妖艶だ。
「千秋、感度いいね。声も可愛い」
「名前で呼ぶ…なっ……はぁ…っあ……可愛いとか……言うな……」
それなのに、こんなときまで悪態つくとは可愛すぎて思わずクスクスっと笑ってしまった。
今日だけで、今まで知らなかった君がたくさん見れて嬉しいよ。
だから……もっと、見せて。
「もっと、千秋のこと知りたい」
捲り上げていたTシャツを全部脱がして、今度はズボンのボタンに手をかけた。
そしてトランクスの中に手を入れれば、そこは嫌だ嫌だと言う割にガチガチに勃ちあがり大量の先走りを滲ませていたので、その先走りを指に纏わせてゆっくりと先端を撫でる。
「ヌルヌルになってる、そんなに触ってほしかった?」
「ち、ちげーよ……っふ…あっ」
また千秋が悪態つきそうになったから、手で根元から扱いてやるとまた甘い吐息が漏れた。
「カラダみたいに千秋も正直になればいいのに」
手の動きを速めていけば動かすたびにクチュクチュと水音が聞こえ、千秋は恥ずかしそうにぎゅっと目を閉じながらかぶりを振る。でも、ズボンに手をかけ下着ごと脱がしにかかるも、「やめろ」という言葉の割に力が抜けて抵抗できないようだった。
早く心も体も全て委ねて欲しいけど、体だけでも僕の手によって快感を感じてくれているのだと思うと嬉しいとさえ感じた。
「千秋、エロい……」
もっと気持ちよくなって欲しいから千秋の両脚を抱え、モノに舌を這わせ喉の奥まで咥え込んだ。
「……んぁっ……ぁぁ…ン……っっ」
途端に甘さを増した喘ぎ声と、無意識に腰を高くあげる姿に、僕もたまらなくなる。
早く千秋と1つになりたいな……。
そう思い、一度千秋のモノから口を離すと、僕も上半身の服を脱ぎ捨てた。
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