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6.溺れてしまえばいいのに 4
そして覆い被さると、赤い顔をした千秋が僕のことをじっと見ていた。
何をそんなに僕のことをじっと見てるんだろう。そんな顔、誘っているようにしか見えないんだけど。
たまらず千秋の後孔を撫でるように弄ると、ハッとした千秋がまた騒ぎ出した。
「ちょ……ちょっと待て……お、俺が入れられるほう?」
「そうだけど? 何、僕に入れたかった?」
「そんなんじゃねぇよ! ……ちょ、待て……っ」
どうやら抱かれる概念がなかったらしい千秋は混乱しているようで、またいろいろと考えているようだ。
そのうちにベッドサイドのチェストに入れてあったローションを取り出し自分の指に絡ませる。
そして、千秋の後孔に触れゆっくりと差し入れた瞬間、また千秋の体がビクッとしなり足をばたつかせながら僕の手を掴んだ。
「いっっ!? うぇっ、何して……っ」
「ローションつけたから簡単に入っちゃったね」
「や、やめろ! は、やく……抜けよ…っ」
じたばたと千秋は動くのだが、僕の指は千秋の肉壁を楽しむかのように奥へと入っていく。
「やめて…くれ、お願…いだから……んっ」
気持ちよくさせたいからやめるわけにはいかない。
ぬくぬくと小さく抜き差しをしただけでもまだ抵抗感は強い。
その間、千秋はやめてを繰り返し、でもその少し弱気な言い方がまた僕を煽る。
しかし、少しずつ慣れてきたのかそこに甘い吐息が混じっていることを千秋は気付いているだろうか。
「や、めっ……んっ」
「気持ちいい?」
「そんな…わ、け……ねぇ…んっ」
「素直じゃないとこも、結構好きだよ」
僕はそういうと、千秋のナカを弄る。
そこは少しずつ綻び始めていて、少しずつ動かして少しの変化も見逃さないように、千秋の良いところを探すように抜き差しを繰り返した。
すると指が少しゴリッとした場所を捉え、そこに触れた瞬間。
「ふあぁぁっ!?」
千秋の体が大きくビクンッと跳ね艶めかしい声が上がったと同時に僕は目を細めた。
「ここが千秋のイイトコロだね」
思わず笑みがこぼれてしまうほど、そこをしきりに攻め立てる。
ローションもだいぶ馴染んで部屋にグチュグチュといった卑猥な音が響くなかで千秋の喘ぎは止まらなくなった。
「やぁっ…んっ、────っっうっ」
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