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10.切なくなるほど可愛い人 2

すると不意に真剣な顔つきになった千秋が僕をじっと見つめた。 ここで機嫌を損ねられるのは避けたいところなのだが。 何を言われるのかと思えば……。 「なぁ……新藤。俺のシャツでさ……1人でシてた?」 真面目な顔で聞くから可笑しかったけど嫌悪感とかは無さそうで安心する。 だから、微笑みながら顔を近付けて。 耳元で囁くように言った。 「…───したよ」 すると千秋はピクッと体を震わせながら耳を真っ赤にすると、ぎゅっと僕のシャツを握っていた。 無意識なんだろうけど、可愛すぎてもう限界。 「ところで、千秋はいつまで僕におあずけくらわすつもりなんだい?」 「は? おあずけ?」 「今すぐ千秋を食べていい?」 解りやすく驚いた表情をした千秋は赤い顔をさらに赤くさせて、途端にもじもじと落ち着きがなくなった。 それに何やらぶつぶつ言ってて、僕が顔を近付けたのにも気付かないから軽く啄むようなキスをしてリップ音を響かせる。 そしてやっと千秋が僕の目を見たので、髪をすきながらにっこり微笑んだ。 「時間切れ……」 もう待てないからって、深いキスで反論しようとする言葉ごと塞いで、すぐに首筋に舌を這わせていく。 「……ンッ…っ……ふぁっ」 首を舐めあげたら千秋が体をビクつかせながら、声をあげた。 「んぁっ……っぁ…ンッ……」 そしてキスしながら制服のボタンをはずしていく。 千秋の体は僕が触る度に反応して吐息を漏らす。 そんな姿に欲情しながら千秋の胸へと到達すればその中心にある突起に触れ、摘まむように刺激すれば千秋の体に力が入る。 「…………んぁっ……」 ビクンと千秋が仰け反った時にシャツを脱がせると、そのまま後ろから抱えるようにして千秋の胸の突起を刺激していった。 「ふっ……っ、…ん」 「ビクビクして千秋、可愛い」 「可愛いとか……言う、な……っ」 「そういうとこが可愛いんだよ」 こんなになってるのにまだ悪態つこうとしてる姿がたまらなくてうなじを舐めあげたら。 「ひゃっ……」 可愛い声を出して、また煽られる。 そして、そっと千秋の中心部に触れるとそこはもうガチガチに固くなっていた。

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