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第50話
日曜日の朝、須藤も今日は仕事が休みらしく朝も二人でゆっくりと眠っていた。千紘は薬を飲んで落ち着いたのかそのまま再度、ぐっすりと寝てしまって須藤に起こされるまで眠っていた。
「千紘君、朝ご飯用意したよ。って、言ってももうお昼前だけど。」
千紘は重い体を起こしリビングまで歩いていった。ダイニングテーブルの上にはサラダやフランスパン、トマトのスープ、フルーツと並べられていた。椅子に座ると須藤がカフェオレをもってきてくれた。千紘の向かいの席に座り二人で頂きますをした。
「今日は千紘君は何か予定とかあるの?」
「特に予定はないんですけど、まだ、課題が終わってないので帰ってしないといけないんです。」
「そっか。高校生だもんね、まだまだ勉強優先で頑張ってね。」
後で車で送るよと言いながら須藤は食べ終わった皿をキッチンに運び洗い始めた。千紘はソファにうつりテレビの電源を入れてポチポチとチャンネルを変えてみた。
須藤は片付けが終わると千紘の横にきて一緒にテレビを見ていた。そして、少し休憩すると車で千紘を寮まで送ってくれた。
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