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第19話
千紘は黙ってもくもくと食べ続けた。今日は昼から外出していたので疲れているのもあってさっさと食べ終えて部屋に戻りたかった。
「高梨君。この後、時間があるならちょっと遊んでいかない?」
稲葉先輩にそう言われて少しだけならと返事をするとじゃあ、俺と神津が食べ終わるの少し待ってね。と、言いながら唐揚げをほうばっていた。
「じゃ、先戻るわ。」
そう言って隆也が行ってしまうと千紘は少し不安そうに稲葉先輩と神津先輩が食べ終わるのを待っていた。
二人は食事を終えると千紘を伴って寮の方へと歩いていった。
「神津先輩も一緒に行くんですか?」
「3人でしてもいいけど神津は嫌だよね。」
そして、千紘は神津の部屋まで連れていかれて三人で部屋の中に入った。
「ま、僕は今日は邪魔みたいだから帰るよ。あとは神津と話して。」
そう言って稲葉先輩は出て行ってしまった。
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