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第40話※

 須藤は長い指を千紘の髪に絡めゆっくりと梳いた。千紘は気持ちよさそうに目を閉じた。須藤はその手を首から肩へと滑らせて顔を首元にうめた。チクリと痛みを首元に感じうっすら目を開けると須藤は口元を少し上げて愛おしそうに微笑んでいた。須藤の与える愛撫はとても優しいもので千紘を甘く溶けさせた。体がじんわりと温かくなってくると今度は腰を高く上げる態勢にされ後ろの蕾をぬるりとした指でゆっくりと解された。  「千紘君、僕はたぶん人よりも独占欲が強いんだ。ほんと、これだけは約束して。僕と恋人の間はこの体誰にも触らせないで。」  すでに柔らかくなった蕾には3本の指が入っていていいところばかりを狙って擦られる。そんな状態でそんなことを言われてもほとんど考えることができずただ、かくかくと頷くばかりだった。すると、いきなり指を抜かれて須藤の固く熱いものを蕾にあてがわれた。ゆっくりと中に入ってくると一番奥まで突き入れて激しく動きだした。さっきまでのゆっくりとした愛撫とは真逆の激しい攻めに千紘は息つく暇もなく喘ぎ続けた。  「んぁ……、す、す、どう……さ、も、むりぃ……」 千紘は体を支えることもできずにシーツの上に崩れ落ちた。須藤は自分が散らした赤くぽつぽつと咲く花びらの様な痕を眺めながら肩甲骨のあたりをねっとりと舐めあげた。そして自身をゆっくりと抜き千紘の背中をそっと撫ぜた。千紘の敏感になった体はまだ疼くのかぴくりと震えた。落ちそうに微睡んでいる千紘をそっと抱き上げてバスルームへと連れて行った。

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