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第46話
リビングに戻ると食卓の上には出来立てのオムライスとスープが用意されていた。さっそく席について二人で食べ始めた。チキンライスは甘めのふわふわの卵で覆われていてとても美味しかった。食事を済ませると二人でソファに座りテレビを見た。須藤さんはテレビを見ているわけではなくてどうやらずっと僕のほうを見ている。視線に耐えきれなくなって僕が須藤さんの首に手を回すと腰を引き寄せられて抱きしめられた。
「ベッドいく?夜にゆっくりしたかったんだけど我慢できそうにないや。」
須藤さんは僕の手をもって引きながら寝室の方へ歩いていった。そっとベッドに座らされて
「真昼間からしてたら夜には千紘君、ぐったりしてそうだよね。」
笑いながらちょっと恐ろしいこと言われたような……
「一回だけにしようね。せっかくだから千紘君とゆっくり話したいし……」
そんなことを言いながらも結局、千紘がぐったりと寝落ちするまでしてしまい次に二人が起きたのはすっかり夜になった頃だった。
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