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第93話

母さんに話を通してもらって早数日、明日から来てくれる?という連絡が来た。 うわぁ、緊張するな… 俺にできるのかな…接客とかやったことないし、メニューも覚えられるか自信ないけど… ネガティブ思考になっている、ブンブンと首を振って気持ちを切り替える。 やってみないと分からない!精一杯やって、できなかったら考えよう! 先生は7月の下旬から定期試験があるらしく、家庭教師のバイトはお休みしている。高校と大学ではテストを行う回数が減るらしく、範囲がとても長くて1回1回のテストが大事らしい。 先生に会いたい気持ちもあるけれど、勉強の邪魔しちゃ悪いし…と思い、連絡出来ずにいる。 8月に入ったらまた会えるし、それまでの我慢我慢! ポスン、とベッドに横になる。 いつもこのベッドで先生と…エッチしてたよなぁ… 押し倒されて、キスして…後を解されて。先生の大きいソレで一気に…。 想像していると、エッチな気分になってきて後ろヒクヒクと疼く。 我慢出来なくなり、手は前の方へと伸びていた。 既に勃っている自身を取り出し慰める。 いつも先生はどんな触り方だっけ…。 まず数回抜いて、俺の弱い亀頭を攻めて、裏筋、最後に鈴口をクリクリと軽く引っ掻いてイかされる。 先生に触られてると思い込み、自身に手を滑らせる。 「ふっ、…んッ!あ、…せん、せ……ッ!」 突然、ブーブーと枕元に置いたスマホが振動する。 俺は心臓が口から飛び出すかと思うくらいびっくりした。誰だよこんなタイミングで電話するやつは! と思いスマホを手に取ると、相手は 「うぇ…!先生だ…監視カメラでも付いてんのか?」 まるで俺がオナニーしてるのを分かっているかのようなタイミングで掛けてくるから、つい疑ってしまう。 キョロキョロと部屋を見渡すが怪しい箇所はない。 それより早く出ないと切れてしまう。 俺は深呼吸して、画面をスライドさせた。

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