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第100話
ズボンのポケットに入れていたスマホが震えた。
母さんからだ。
『あんた…めちゃくちゃ可愛いじゃない!』
『ここの制服似合うと思って紹介したけど、良かったわ~』
『この写真は待ち受けにします(^-^)』
ポコン、ポコン、と次々とメッセージが送られてくる。
母さんにはめられた…!!
てか返信早くない?!仕事じゃないの?!
そうして、いよいよ開店時間になり、店の看板を出した。
「じゃあ、茜くんにはホールの仕事を任せるね。お客様を席にご案内したり、オーダーとったり、料理を運んだりするの」
「頑張ります!」
「まずは俺が見本見せるから、見ててね」
ちょうど、お客さんが入ってきた。
店長はにっこりと可愛らしい笑顔で、お客さんの元へ行く。
「いらっしゃいませ!何名様ですかニャン!」
「あ、2人です」
「かしこまりました!お席にご案内しますニャン!」
入ってきたお客さん2人は、なんだか嬉しそうだった。
なるほど、そういうお店ね。
萌えだね。
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