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第118話
先に入った俺は体を洗い、あとは髪の毛を洗うだけ。
シャンプーに伸びる手を先生がガシリと掴んだ。
「俺が洗ってあげる」
「え、いいよ。自分で出来るし」
「まぁ遠慮せずに」
遠慮してないんだけど…
いいから、とイスに座り直され、、上からお湯をかけられる。
シャンプーを適量手に取り、髪の毛をわしゃわしゃと洗われる。 人に洗ってもらうのは変な感じだ。
でも気持ちいいかも…
「先生シャンプー上手い」
「ほんと?よかった」
流すよー、と言われ目を瞑る。シャワーのお湯が綺麗に泡を洗い流す。
あっさりと髪の毛を洗われ、少し驚いた。
だって先生のことだ。 何かエッチな要求でもしてくるかと思ったのに。
ホッとした。
残念とか思ってないから。エッチしたいとか、思ってないんだから!
「今度は茜くんが俺の体洗って」
「うん」
まぁそうなるよね。
イスを交代して、今度は俺が洗う番。
ボディータオルを手に取ってボディーソープを付けようとすると、止められた。
なんでだ。嫌な予感がするぞ。
「茜くんの体で洗ってね」
「……はい?」
意味がわからん。
俺の体で洗うとは?どういう事だ?
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