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第134話
次はバック、と言われ起き上がり四つん這いになる。先生が膝立ちになり、股間を俺のお尻に押し当てる。
まって、これめっちゃ恥ずかしい!
服は着てるものの普段バックでするのと同じ体制だし、本当にエッチしてるみたいでドキドキする。
「うぅ…恥ずかしい…」
「うん、その言葉採用。使わせてもらうね。もっと何かない?いつも悠誠に抱かれて、言われて嬉しい言葉とかある?」
「ちょっと!」
え、そんな事聞かれても…
なんだろう…何かあるかな?
『好き』て言われるのは当然嬉しい。
あとは…
「その…シてる時だけ名前呼び捨てで呼ばれるの、すごく好き…です」
「っ?!」
「あ~~、最高」
スマホを構えたままグッと親指を立てている。
と言うか、お姉さん…!
「お姉さん!鼻血出てます!」
「え、ほんと?」
急いでティッシュを引いて鼻を押さえる。白かったティッシュが赤く染まり、とても心配になる。
だ、大丈夫なのか?!結構な量出てると思うんだけど!
俺が心配しても、当の本人はケロッとしている。
じーっと俺を見つめて、観察されているようだ。俺なんか変な事したっけ?
「茜くん、尊い…。お嫁においで」
「え?!」
「ゆ、悠花!困ってるだろ!」
そういう先生も顔がニヤついていて、満更でもなさそうだ。
あぁ、デレデレしてる。こういう所ね。
確かにデレデレだな。
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