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第11話

「う、うそつき!やだって言ったのに!」 「やめるとは言ってないし。 それに、茜はこうされる事を想像しながらシてたんでしょ?」 ならいいじゃん、と耳元で呟かれ体がビクッとなる。 入ってるモノがゆっくりと抜けて、また入ってくる。 緩やかな律動を開始した先生は俺の髪をサラッと掻き上げて、手を握った。 「痛くない?」 「痛くない、けど…… 内蔵が口から出そう……」 ウプっと口元を抑えながら言うと、ふふっと面白そうに笑った。「痛くないなら大丈夫か」と言って頭を優しく撫でてくれた。 セックスしている時の先生は、すごく色っぽかった。 気持ちいいのか顔を少し歪めている。そんな所もすごくかっこいいしドキドキする。 無意識に先生のモノをキュンっと締め付けてしまったようで、こちらを見つめてくる視線が痛い。 「気持ちいい……って感じじゃないよね。なんで締め付けるの」 「だって…… 先生がかっこよかったから…キュンときて……」 恥ずかしくて顔を手で覆うと、先生に腕を掴まれ退かされる。 今すごく変な顔になってるから見ないで欲しい。 恐る恐る目を開けると、ビックリした。 だって、あの余裕そうな先生の顔が真っ赤になっていたから。

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