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第12話

一体どうしたんだろう、急に顔が赤くなって…… 先生どうしたの、そう口を開こうとする前に噛み付くようなキスをされる。 お互いの舌を絡めて、唾液を交換する。 唇が離れると銀色の糸が引いて、名残惜しそうにプツンと切れた。 「そんな可愛いこと言われたら、我慢できない、かも」 「せんせ……?」 その獣のような射抜く目から、視線が逸らせなかった。 雄の目だ。 俺はこれからこの人にグチャグチャにされる。 怖い……だけど、先生なら…… グッと唇を噛み締めて、心を決めた。 「いい、よ? 先生になら、何されても」 「痛くするかもよ?」 「お手柔らかに。 先生、いっぱいシて」 我慢の糸が切れたのか、首筋に勢いよく噛み付かれた。ジュッときつく吸われピリピリとした痛みが走る。 キスマーク、だと思う。 結構痛いんだな、なんて関心していた。 先生の次の行動に期待する自分がいる。 今度は上の服を脱がされ、胸の突起に触れた。 俺は女の子じゃないから胸で感じないけれど…… あ、でもネットでみた男の人達は乳首を弄られて感じていたような…… あれも演技なのだろうか? 「先生、男も乳首で感じるの?」 「ずっと触ってたら感じるようになるよ」 「俺は全然感じないよ」 「じゃあ俺が感じるように開発するまで」 そう言って、乳首をキュッと摘まれた。 痛いんだけど……本当に気持ちよくなるの?

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