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第27話
「か……」
「……?…か?」
「かっこいい……」
つい、心の声が漏れてしまった瞬間だった。 ため息をつくと同時に自然と思っていた事が声に出てしまったらしい。
これには先生も苦笑している。
流石に少し引いているみたいだ。
「茜くんは本当に俺の事が好きだね」
「……」
「なのに嘘ついたのはどうして?俺、少し傷ついたな……」
優しい笑顔から、意地悪な笑顔に豹変した。
顔を逸らすとグイッと顎を掴まれ、固定された。
先生と目が合う。 綺麗な瞳に吸い込まれるように魅入ってしまう。
言えよ、と言わんばかりの強い目力だ。
「っ! ひぁあ! まだ、するの……?」
「言うまでする」
「あっ、あぁあ……ッ…! ん、…んっ……ッ!」
まだ中に挿入されていたソレを勢いよく動かし始めた。 少し苛立っているのか、さっきよりも荒っぽい。
ただ快楽に溺れる。
それも限界。 なのにどうしてこんなに気持ちいいのだろう。体は正直だ。
腰を動かしながら、俺の乳首を弄る。 感じるようになるまで開発すると言ってから、必ず弄られている。
その甲斐あってか最近では少しだけ敏感になってきた。
先生はまだ気づいてないかもしれないけれど、俺の体だから変だと思ったらすぐにわかる。
「往生際が悪いな」
「……わかった、言うよ……」
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