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第37話
「洗濯物オッケーだよ」
「こっちも畳み終わったよ」
「ありがとう、助かった。 引き出しは寝室にあるよ」
「寝室だね、わかった」
洗濯物を持って、言われた通り寝室に向かう。 扉を開けるとダブルサイズぐらいのベッドが置いてあった。
その隣に引き出しが置いてあった。 引き出しの中身もぐちゃぐちゃだったから、きちんとどこに何があるか分かるように整理しておいた。
すべての服を引き出しに入れ終わると、先生が入ってきた。
「ありがとう! すごく助かったよ」
「えへへ、お役に立てたのなら良かった」
ナデナデと頭を撫でられる。 また子ども扱いして。
撫でていた手が、スルッと頬に滑ってきた。
「でも」と先生が口を開く。
「警戒心がまるで無い。他の男にもホイホイ付いていくの?」
「わっ!」
後にあったベッドに押し倒されて、問われる。
またこの目だ。射抜くような、この目。
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