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第52話
「お茶どうぞ」
「ありがとう。 もうエロ雑誌捨てたの?」
「あー、返したよ。友達に」
きちんと真紘に返した。 真紘は面白そうに「どうだった?」と意見を聞かれたが無視した。
お前がそれを鞄に入れたせいで大変な目にあったんだぞ!そう言ってやりたかった。
代わりにアイスを奢らせた。ハーゲ〇ダッツ美味しかった。
「……」
「……」
沈黙が続く。 いつもどんな会話してたっけ…?
何か話す話題探さないと……
てか、2人きりじゃん……! どうしよう、ドキドキする……。 またエッチなことされるのかな……。
わー!変な事考えるな俺!!遊びに来ただけだから!いつも友達に接しているようにすればいいんだよ!
そうだ!
「ゲームしよう!」
「いいよ。なんのゲーム?」
「これ!」
何ヶ月か前に発売されたゲーム機を取り出した。 実は父さんが寂しいだろうと送ってくれたのだ。
有難いことにソフトまで一緒に送ってくれた。
しかも一番欲しかったマリ〇カート!
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