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開きっぱなしの口の端から、唾液が零れている。美味しそうだと思い、ペロリと舐めとった。 なんだか甘く感じた。 もっと欲しい。 噛み付くようなキスをして、舌を絡めとる。口内を強引に犯し、唾液を交換する。 やっぱり甘い。 長いキスに耐えられたくなったのか、雪斗さんがバンバンと俺の背中を叩くので仕方なく唇を離した。 はぁ……はぁ……と大きく息を吸いこむ。 「息、できない……死ぬかと…思った……」 「鼻で息すればいいのに」 「そ、なの? キス、初めてだから……」 まさかのファーストキスを奪ってしまった。 雪斗さん、モテるだろうにキスが初めてだなんて……以外だな。 なら教えてあげるしかない。 「じゃあもう1回キスするんで、練習してみてください」 「わ、わかった」 なんて、本当は俺がしたいだけなんだけど。 再び唇を合わせて、舌を侵入させる。 クチュクチュ、と水音が響く。 舌が絡み合って気持ちいい。 「ん、ん……」 息してないじゃん。 そっと目を開けると、眉を寄せ気持ちよさそうにしている雪斗さんが。 これは……そそるな。 雪斗さんのナカに入っている自身が質量を増す。 「う、ぁ……おっきくすんなよ……」 「雪斗さんがエロい顔してるから」 はぁ?と雪斗さんは何か言いたげだったが、俺はすぐに律動を再開した。

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