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「雪斗さん、中の掻き出すんでお尻こっちに向けて下さい」 「うぅ……」 「指入れますね」 「うん……んっ、ふ、ぅ……」 お風呂場で壁に手を付き、お尻をこちらに向けてナカに出した白濁液を掻き出す。 トロトロとナカから俺が出した白濁液が雪斗さんの足を伝って落ちていく。すっげぇエロい…… 動かす指が気持ちいいのか小さく喘いでいる。 「これからはゴムするか」 「え、ゴムするの……?要らないよ、俺女の子じゃないし妊娠しないよ」 「そうじゃなくて。 中出しすると雪斗さんの体にも負担かかるし。それに精液がお腹に残ってるとお腹壊すらしいですよ」 全て掻き出して、シャワーで流す。 事前に湯を貯めたバスタブに二人で入る。 「でも俺……ゴムない方が直に真紘くんを感じれて気持ちいいと思うんだけど」 「そりゃそうかもしれないですけど。体も大切ですから」 それがそう言うと、「そうだよねぇ」と納得してくれた。 たくさんの女性と付き合ってきたが、こんなにも愛しく思えるのは雪斗さんだけだった。 雪斗さんは俺自身の事を見てくれている。 外見で判断され、中身を見てくれない恋愛はもう嫌なんだ。 雪斗さんは……そのままの俺を好きになってくれるのだろうか。 チュ、とおデコにキスするとふにゃりと笑った。

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