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《七夕 3》

 大好きな香りを堪能しようとしたとき、その香りが急激に濃度を増した。 「っ……じ……ん」  須藤に抱きすくめられ、密着したせいだった。須藤の力強い腕の中。そして貪るような深いキス。須藤も自分と同じように欲してくれていたのだと分かり、佑月の心はすっかり幸福で満たされていった。 「今夜も……遅くなる……って……」 「3日もまともに顔を見てない。我慢の限界だ」  言葉通りに須藤の触れる唇や指は、早く佑月を食いたいと淫靡に蠢く。それは佑月も一緒だったが、車内でセックスはしないと決めた事もあり、もどかしい想いに2人は陥っていた。 「あ……仁……ここでそれ以上は……」  須藤の指は今や佑月の後孔に埋め込まれている。その指は性急だが、佑月が傷つかないように丁寧に解している。解すだけではなく、ちゃんと快楽を与えるために良い所を擦る。当然佑月は声を抑えられなくなっていた。そればかりか、このままだと確実にイッてしまいそうだった。 「仁……ダメだって……あ……やめ」 「早くここに挿れさせろ」  そう言って須藤は自身の怒張を知らしめるように、佑月の秘孔に押し付けてきた。

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