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《須藤birthday SS 5》

「仁……仕事遅れたら困るから、今はダメだ」 「なら、仕事が終わればいいんだな?」  甘い低音を耳元で囁かれるだけで、佑月の腰は立たなくなりそうになる。そうなると、須藤の思惑通りとなってしまう。 「……うん。仕事が終われば……ね」  そうはさせまいと、佑月は須藤の腕の中から強引に抜けると、ベッドから降りた。  そして机に置いていた物に目をやる。 「仁」 「なんだ」  佑月はそっと綺麗に包装された小さな箱を手に持つ。そして少しの緊張が襲い、佑月はそわそわとしてしまっていた。 「今日、誕生日でしょ? だから、その、おめでとうございます。それで、仁は何でも持ってるから、もしかしたら被ったりしてるかもしれないけど、使ってくれたら嬉しいな……」  ベッドから降りた須藤が佑月の前に立つ。 須藤は背が高いため、佑月は少し顔を上げなくてはならない。しかもどうしても上目遣いとなってしまうため、男のくせに媚びてるように見えるのではと、佑月はいつもまともに顔を見ることが出来ない。  それを須藤はいつも許さない。佑月の小さな顎を掴み、強制的に顔を上向かせるのだ。

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