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お仕置きはパーティーの後で4

チュッ、と小さな音を立て、布の上から唇を押し当てれば、ピクリと動いた雪光は少し身を屈めて、 バシッ─── 「イタッ…っ?!」 痛みを感じる強さで僕のお尻を叩いた。 「なっ…!?なにすんだよっ、ゆき…み…つ、さん……?」 文句を言おうと顔を上げた。んだ、けど……… なんだ、お前どうした、その顔!? 怖い……!なんか、怖いわっ!! 「まだお預けだと言っただろう。そんなに私のコレが欲しいのか。まったく君は……、浅ましいと言うか、淫らと言うか」 「ち、ちがっ……だってお前がやれって…!」 「私の命令があれば君は何でもすると言うのか」 「煩いな!じゃあもうやんねーよ!」 「これはお仕置きだと言ったろう?君に、やらないという選択肢は用意されていない」 ジッパーを下ろす指の動きはゆっくりとしていて、けれど徐々に姿を露わにする雪光自身は、余裕ぶった見せ掛けに反して、柔らかい下着の布の形をそのものに変えてしまっている。 浅ましく淫らになってしまったとしたら、自分じゃない。この男の所為だと恨めしく思う。 この男の、僕にも付いている同じモノに蹂躙されることを許す度に、僕の中はこの男で満たされていく。 その充足感を覚えてしまった今、幸福感を知ってしまった僕に、こんな風に見せつけるようにして……… 僕にだってもう、拒否するなんて選択肢が残ってる訳……ある筈ないだろうが! 「けれど私は慈悲深い男だからね。君には別の選択肢をあげよう」 どの面下げて、慈悲深い、だ。 愉しそうに光る瞳には、危険な色しか見当たらない。 僕に提示される選択肢は、どんな究極の選択だ? 「さあ、選び給え」 雪光は、ソファー側部に寄りかけるように置かれていた紙袋を取り、僕の目の前で開いてみせた。 その深緑の袋の中には………

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