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後日談①-5

「おい、まさかお前、また......」 「んー?今度こそ襲われると思った?あはは、違う違う。やっぱTシャツ着ることにしただけだから。まあ、蓮ちゃんがそうして欲しいならそうするけど。」 「は、お前、何勘違いしてんの。そんなこと思ってねーし。......ってか、襲われるって、抱かれるのお前の方じゃん。」 顔を赤らめ、目を逸らしながらそう言うと、俺は優にベッドへ突き飛ばされた。 「っおい!お前なあ!何すっ......んっ......」 俺は優に馬乗りされ、抵抗できないよう両手を押さえられると、口をこじ開けられ、無理やり舌を入れられた。あまりにも強く押さえつけられていたため、必死の抵抗も虚しく、されるがままになってしまった。さっきも十分激しかったのに、さっきよりもっと過激に口内を舐め回され、舌を吸われ、唇を食まれて、このままじゃ食べられてしまうんじゃないかと思った。無理やりこういう事をされるのは趣味じゃないのに、身体は正直で、頭の中はどんどん蕩けていった。 「蓮ちゃん、俺だって、これくらいの力、あるんだよ。」 唾液が細く糸を引きながら唇が離れると、息を切らしながら優が言う。 「さっきも聞いたよね、俺に抱かれたい?って。抱こうと思えば俺だって抱けるんだよ。 蓮ちゃんのこと、捩じ伏せるくらいの力あるんだよ。」 俺を見下ろす優の目はいつもと違う、「男」の目をしていた。その鋭くも優しさや愛を含んだ様子に、正直一瞬、ああ、こいつになら抱かれてもいいもな、と思った自分がいた。 「はあ?お前に抱かれて堪るかよ。抱けるもんなら抱いてみろ。」 ふとそんな考えが頭をよぎったが、やっぱりそれはない、と俺はあくまで自分がタチだと主張する。 「ふうん......蓮ちゃんそういう事言うんだ。後で後悔しても知らないから。」 優はそう言うと俺の手首をさらに強く握り、「抱きつぶしてやるよ。」と言い、俺の唇を奪った。その日、俺が抱かれる快楽を覚えてしまったのは言うまでもない。 番外編第一弾、後日談①こんな感じで終わりです。優ってぽやぽやしてる風で実は自分より背がでかい蓮を捻じ伏せる力を持っているなかなかの強者。そして予想外のリバ展開。友人にはリバっぽいね、と本編の時点で言われてましたが......蓮ちゃん結局抱かれちゃいました。

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