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第146話
小泉のもまた濡れていたようで太腿に滑りを感じた。
腰をがっしりと掴まれて、小泉がゆるゆると抽送を開始する。
反り返った小泉の性器が笹本の性器と擦れ合い、笹本は背中を震わせた。
「んっ……んぁっ」
渋澤の性器から唇が離れる。後ろから突き上げられるので、銜えられなくなってしまった。
会陰と玉の部分を小泉の性器で何度も擦られる。
渋澤にされた時も気持ち良くてびっくりしたが、今もまた、我慢できそうにない。
開いた口からは気持ちよさそうな喘ぎ声しか出てこない。
「あっ……、あっ、あっ……」
「声……可愛い……っ」
「小泉ぃ、俺が先にやってたんだけど」
「すみませんっ、も、笹本さん、エロすぎて、我慢できなくてっ……!」
「ざけんな。中途半端すぎんだろ。ほら、笹本さんもうちょっと頑張ってー」
「んっ、あっ、は、んむっ、んーっ」
渋澤は笹本の口に手を突っ込んで口を開けさせ、自分の性器を中へ押し込む。
そのまま笹本の顔を固定し、腰を上下に打ち付け始めた。
「あ、ひどっ!渋澤さん、それはひどい!」
「うるせーな。もうちょっとでイケそうなんだよ。つーか、お前が目の前で腰振ってんのが癪に触ってしかたねー!」
「んんっ、っ、んむぐっ、んーっ、んーっ……!」
小泉に擦られている部分はバカみたいに気持ちいいのに渋澤の性器は凶器となって笹本の口内を蹂躙する。
嵐がきたように体を2人に翻弄され、もう訳がわからない。
苦しい、けれど気持ちがいい。
何度か笹本の口に打ち付けていた渋澤の腰がぶるっと震えた。
口の中に青臭い匂いと生暖かい苦みが広がる。
「んんっ……!んっ、んう~っ!」
渋澤が達したのだとわかった。それなのに渋澤がなかなか出て行かないので、その苦みは喉奥へと流れていき、笹本はごくりとそれを嚥下した。
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