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第201話

「気持ちいい?」 ぐりぐりと優しく押し潰されて、「ひぁん……!」と気持ち悪い声が出た。 ─え、AVかよ……、てか今の声!気持ち悪っ! 心と体は裏腹に渋澤の指の動きに合わせて喘ぎは止まらないし、もう我慢できず、膨らんだ下肢へと手を伸ばしそうになった。 実は乳首って物凄い敏感な部分なのかもしれない。 「あ、あんっ、あっ、も、無理っ、さ、触りたいっ」 「うん。乳首気持ちいいね。どこ触りたいの?いいよ、触って」 渋澤の言葉に押され、我慢しなくていいのだと気が緩む。 笹本の手は堪えきれずに穿いているカーゴパンツの上から中心部分を上下に擦る。 「服の上からでいいの?」 未だ渋澤の胸を攻める手は止まらず、笹本は快楽の波に徐々に囚われ、思考が鈍くなっていった。 「いや、だ……もっと、ちゃんと、触りたい」 「じゃあ、可愛いソコ、見せて」 笹本は熱に浮かされた表情でコク、コクと頷く。 気持ちが伴って、互いに互いを欲すると、愛撫されるだけでこんなにも違うものなのかと頭の片隅で思う。 力の入らない手でボタンを外し、ファスナーを下げる。 腰を上げ膝立ちとなり、切なさに我慢できず下着ごと腿まで下ろした。 後ろからは笹本のぷるんとした尻が渋澤に丸見えとなっている。 ぴょんと飛び出した控えめな笹本の性器はもうパンパンに張り詰めていた。 先端から透明な体液が溢れ、物欲しげに濡れていた。 「相変わらず丸くて白くて、はー、堪んね……」 それが褒め言葉なのかと以前なら喰ってかかっていたことだろう。 だが今は、それで渋澤が喜ぶなら、丸くて白くて良かった自分の尻、と思わなくもない。 渋澤の手が笹本の胸から白い尻朶へと移動する。 その手がやわやわと尻を揉み始め、笹本は体勢を整えるために前方に手をついて四つん這いとなった。 後ろで渋澤の荒い息遣いが聞こえる。 笹本は自分の手より、渋澤の手を感じたくて、濡れた性器を軽く握りやわやわとあまり刺激を与えないよう扱き始める。 後ろからはきっと笹本の開かれた奥の奥まで丸見えだろう。 そんなところを見られるなんて本当は恥ずかしい。 けれどそんな笹本の尻を渋澤はくにくにと揉み、左右に開いたり引っ張ったりして楽しんでいる。 それが感じられただけでも嬉しかった。

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