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- 三 -

 浅治郎の開いた下肢の秘められたその最奥に、すっかり昂ぶりを見せている弥兵衛の熱い猛りを穿つ。弥兵衛を迎え入れる肉壁は強い締め付けだ。  中は相変わらず弥兵衛の猛りよりもずっと熱い。耳元で放たれる嬌声に煽られ、幾度となく貪り、深い抽挿を繰り返す。やがて弥兵衛が浅治郎の最奥へありったけの白濁を注ぎ込む頃、浅治郎も華奢な身体を弓なりに反らし、果てるのである。  しかし、二人の長い夜はまだ明けない。むしろ楽しみはまだこれからだった。  浅治郎は弥兵衛から与えられた白濁をそのままに褥から起き上がる。刀に手を伸ばした。  どうやら今夜もまた、刀が血を求めているらしい。  障子を開けると、肌にべっとりと張り付くような生ぬるい風が汗ばんだその身を撫でる。  今宵もまた、浅治郎との楽しい一時が始まる。  こうして浅治郎に続き、弥兵衛もまた、褥を後にするのだった。

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